「そうだ京都、行こう」のPRポスターで有名な瑠璃光院。
美しい紅葉のリフレクション「床もみじ」が、SNSを中心にとても人気になっています。
去年は予約が取れなくて断念しましたが、今年は訪問することができました。
そんな紅葉が美しい瑠璃光院の体験レポと、関連情報をまとめて記事にしてみました。
瑠璃光院へ行く前に知っておくと良い情報になっていると思います。
今後、計画をされる際の参考になれば嬉しいです。
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瑠璃光院の概要
瑠璃光院は、京都の静謐な八瀬地区にある歴史深い浄土真宗の寺院です。
岐阜市に本坊を置く光明寺の支院であり、正式には「無量寿山光明寺京都本院瑠璃光院」と称されます。
かつては実業家の別荘や高級料理旅館として使われ、2005年に寺院として改められました。
寺院の建築は京都を代表する数奇屋大工棟梁・中村外二によるもので、美しい「瑠璃の庭」は佐野藤右衛門一門の作です。
寺院は通常非公開ですが、春、夏、秋に特別公開され、訪れる人々を魅了しています。
紅葉の見頃と撮影に適した時間帯
紅葉の見頃
予約を撮る際に、まず思うのが紅葉の見頃(最盛期)はいつだろうということですよね?
紅葉の見頃は年によって異なりますが、一般的には11月下旬から12月初旬が最盛期と言われています。
2023年の秋は、例年より気温が高い日が多かったため紅葉の最盛期も少し遅めになるかと思い、12月2日に予約を入れました。
しかし、当日に見た雰囲気では、最盛期は過ぎていたように思います。(それでもとても綺麗でした!)
床もみじの撮影に適した時間帯は?
紅葉を眺める他に、やっぱり綺麗に写真におさめたい。瑠璃光院に訪れたら強くそう思うでしょう。
瑠璃光院の紅葉リフレクションを撮影したい場合は、光の角度や光量がとても重要になります。
美しい写真を撮るのにおすすめな時間帯は、午前11時から午後2時です。
最初の予約時は希望時間帯に空きがなく、15時半で予約しましたが、キャンセル待ちで11時20分を取ることができました
訪れた日のお天気は、薄曇りでたまに日が差すといった具合。
室内はちょっと暗めで、光量も足りないかと思った中で撮った写真はこんな感じです。
人の間からズームして撮っているためか、ブレていてリフレクションがうまく撮れていません。
みんな「床もみじ」を撮りたいので、机の手前側は結構な人だかり。
出来上がりの写真は、静謐で荘厳な雰囲気に見えますが、中の様子は下の写真のような感じです。
それでも机がとても大きいので、最前列まで進めば、人が映り込むことはあまりありません。
最前列の人が長くとどまることが無いように、スタッフの方が声掛けをおこなってくれています。
ここでは順番を待ち、最前列になったら机にカメラやスマホを置いて撮ると手振れがなく綺麗な写真になると思います。
自分なりのベストショットは、トップ画像として使いましたがいかがでしょうか?
写真の心得などまったくない素人写真ですが、美しい紅葉とリフレクションに助けられて満足の1枚になりました。
瑠璃光院の見どころ
書院2階から見る紅葉と机に映るリフレクション
メインは、書院2階で見る紅葉です。大きな机に鏡のように映る「床もみじ」もとても綺麗で、2階に入るとみなさんの感嘆の声が上がります。
「瑠璃の庭」は瑠璃光院の主庭で、豊富な苔の種類と紅葉の美しさが特徴です。
書院2階からは、床や机に映る「床もみじ」が楽しめます。
庭には様々な種類の楓があり、色の違いが楽しめます。参道も含めると100種以上のカエデが植えられているそうです。
書院1階から見る瑠璃の庭
1階から見る瑠璃の庭は、2階から見るのとはまた違った趣があります。庭一面苔でおおわれており、その名の通りまさに「瑠璃の庭」でした。
しばらく縁側に腰かけてのんびり鑑賞にひたれます。
臥竜の庭
穏やかな「瑠璃の庭」とは印象が違うのが、もう一つの庭となる「臥竜の庭」。
臥竜の庭は、天に駆け上る龍を水と石で表した池泉回遊式庭園です。
写経体験
瑠璃光院では、写経体験ができます。
書院の入口で、ボールペンまで入った写経セットをいただけるので、特別な用意は要りません。
写経場のいくつか席がある中で、一番いいなと思ったのが上の写真の場所。
綺麗な紅葉を目の当たりにしつつ、写経をおこなうことができます。
紅葉の美しさに浸りながらの写経体験は、京都ならではの特別な経験となります。
八瀬のかま風呂
日本式蒸し風呂の原型。
672年の壬申の乱で負傷した天武天皇が、八瀬のかま風呂で傷を癒したといわれています。
現存する希少な遺構が見られるのは、とてもレアな体験になりますね。
瑠璃光院周辺
バス停や駅から瑠璃光院へ向かう途中にも、見どころがたくさんあります。
予約していた時間より早く着いたので、もみじの小径も散策しました。
瑠璃光院の予約時間より早くに到着したので、ゆっくり目に周辺を散策しました。
もみじの小径を散歩。
ケーブル八瀬駅で、出発していく電車を撮影。
高野川を眺めながら瑠璃光院へ。
途中にあったルイ・イカール美術館は、人の気配があまりなかったのでちょっと入りにくいなと思ったのですが、中へ入ったら落ち着いていて静かに過ごせる場所でした。
展示されている作品を見たあと、大きな窓で開放感たっぷりのカウンターでのんびりコーヒータイム。
スタッフの方も優しくて、旅の満足度UPです。
瑠璃光院もとても素敵な場所でしたが、その周りでも楽しめました。
アクセスと拝観料
瑠璃光院への交通アクセス
瑠璃光院へのアクセスは、叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」から徒歩13分、もしくはバス「八瀬駅前」停から徒歩7分で到着します。
近隣には駐車場がないので、公共交通機関の利用をおすすめします。
ちなみにですが、私は下記のルートで向かいました。
地下鉄烏丸線「国際会館」駅→バス「八瀬駅前」停
次の観光もふまえて、地下鉄・バス1日券を購入。
道路が混雑している京都市内は電車で移動し、駅から遠い所はバスを利用したので、たっぷり活用できたと思います。
券売機では販売していないので、駅員さんのいる所で買ってくださいね
2023年秋の特別拝観 拝観料
2023年秋の特別拝観は、10月1日から12月11日までで、拝観料は一人2000円です。
予約が必要な期間は、11月1日~12月3日まで。支払いは現地でおこないます。(現金のみ)
それ以外の期間は、拝観料は必要ですが予約は不要となります。
住所 | 京都府京都市左京区上高野東山55 |
アクセス | 叡山電鉄八瀬比叡山口駅より徒歩13分 京都バス八瀬駅前バス停より徒歩7分 比叡山ケーブル八瀬駅より徒歩5分 |
電話番号 | 075-781-4001 |
拝観時間 | 10:00~17:00(受付終了16時30分) *特別拝観期間のみで、通常は非公開になっています |
拝観料 | 特別拝観 2,000円、中高生(大学生は学生証提示)1,000円、身体障害者手帳ご提示1,000円、小学生以下無料 |
公式サイト | 瑠璃光院 |
夜間紅葉ライトアップ特別拝観
瑠璃光院のライトアップは、JR東海ツアーズが提供する限定のツアープラン。(*2023年のプランは終了しています)
この夜間特別拝観は、毎年人数限定で開催され、瑠璃光院の昼間とは異なる庭園の美しさを特別な雰囲気で楽しむことができます。
人数が限定されているので、夜の瑠璃光院、ライトアップされたもみじをたっぷりと満喫できますね。
夜のライトアップも絶対綺麗だよね!次はそっちを見たいなぁ
最後に
京都の瑠璃光院は、ただ見るだけでなく、感じることのできる場所。
その歴史的な建築美と四季折々の自然の風景が織り成す調和は、訪れる人々の心に深く残ります。
瑠璃光院でのひとときは、日常の喧騒から離れ、自然や日本の伝統美を深く感じる貴重な時間となることでしょう。
新緑、青もみじ、紅葉の季節に京都を訪れる際には、ぜひ瑠璃光院にも足を運ばれてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
余談ですが
瑠璃光院は、京都の市街地から少し離れた比叡山の麓・八瀬エリアにあります。
閑静な場所なせいか、ランチをどこで食べようかと考えた時に迷ってしまいました。
結局、京都市内まで戻り、前々から気になっていたお店に行ったところ、待ち時間がなんと110分以上!
急遽予定を変更して、ご飯の後に行くつもりだった上賀茂神社を先にしました。
やっぱりご飯を食べるところも先に決めて、予約をいれておけば良かったなと反省。
ですので、訪れるスポットによっては、食事の場所・時間もよく考えておいた方がいいかと思います。
例えば、ホットペッパーグルメなどの予約サイトで、前もって予約を入れておくと効率が良いでしょう。
旅行では、食べることも大きな楽しみ。
行動できる時間にも体力にもリミットがあるので、ロスの無いようにしつつ、美味しいものを堪能したいですね。
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