
ゴールデンウィークといえば、どこに行っても人、人、人…。そんな中、京都・嵐山で混雑を避けて、静かで心落ち着くひとときを過ごしてきました。
朝の嵐山で訪問した寺院は、思いのほか人もまばらで「これは穴場スポットだ!」と思いました。
この記事では、私が体験した嵐山の朝の静けさと、観光の定番ルートとは少し違った過ごし方をご紹介します。
混雑を避けたい方、静かな京都旅を楽しみたい方の参考になればうれしいです。
今回の観光ルート
今回の散策は、下記ルートで移動しました。
- 嵐電嵐山駅 → 常寂光寺 → 二尊院 → 竹林の小径 → 渡月橋
嵐電に揺られて嵐山へ
嵐山へ向かうアクセスは、嵐電(京福電鉄)を利用しました。路面電車にのんびり揺られながら、レトロな車窓風景を楽しめるのが魅力です。
私たちは朝8時台の電車で嵐山へ向かい、到着したのが9時近く。まだ開けていないお店も多く、いそいそと準備する姿がみられました。


駅を出ると観光客はまばらで、空気も澄んでいて気持ちいい…!

朝の嵐山、ほんとうにおすすめです。


最初の目的地は常寂光寺



駅から10分ほど歩いて到着したのが、青もみじが美しい静かな寺院「常寂光寺」。
観光のピーク時間には多くの人が訪れる場所でも、朝の時間帯はほぼ貸切状態です!


鳥のさえずりがあちこちで聞こえてきます。特に印象的なのがウグイスの鳴き声。本当に風流です。
石畳を上りながら、青々と茂ったもみじのトンネルを抜ける瞬間…まるで森の中に迷い込んだような感覚に。

朝のやわらかい光と青もみじのコントラストがたまりません。写真好きでもそうでもない人も、思わず写真を撮りたくなるのでは?





常寂光寺
拝観時間 | 9:00~17:00(年中無休) |
拝観料 | 500円 |
電話番号 | 075-861-0435 |
住所 | 〒616-8397 京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3 |
公式サイト | https://jojakko-ji.or.jp/ |
次のスポットも静けさ満点の二尊院

続いて訪れたのは、同じく嵐山エリアにあるもう一つの寺院「二尊院」。
こちらも朝の時間帯はとても空いていて、静かにお参りができました。


山門から続くまっすぐな参道と、その両脇に広がる緑の世界。
「これがゴールデンウィークの嵐山!?」と驚くほど、混雑とは無縁の世界が広がっていました。




縁側に腰掛けて一息つけば、遠くからまたウグイスの声。心がすーっと整っていくような感覚でした。

本堂の裏手の庭には、六体のお地蔵様がポツリポツリと立っておられました。

五体のお地蔵様は比較的分かりやすかったのですが、一体のお地蔵様だけなかなか探しきれず・・・
最後にやっと見つけることができました。お庭の風景に溶け込んでいます。




二尊院
拝観時間 | 9:00~16:30(年中無休) |
拝観料 | 中学生以上 500円 |
電話番号 | 075-861-0687 |
住所 | 〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27 |
公式サイト | https://nisonin.jp/ |
竹林の小径はやっぱり混雑…
静かな寺院を満喫したあと、「せっかくだから竹林の小径にも行ってみようか」と立ち寄ることにしました。
竹林の小径に向かう途中に踏み切りが。行きに見たトロッコ電車もここを走ってったのでしょうね。

係の人が「もうすぐトロッコ電車が来るよ」と教えてくれたので、今度は待ち構えてトロッコ電車を撮影。トロッコ電車は1時間に1本なので、2回見れるのはラッキーです。

バッチリ撮れました!
竹林の小径はと言うと、こんな感じです。

ここは朝から大混雑!
人混みを避けて歩こうにも、道幅には限界があります。
道いっぱいに観光客でぎっしり・・・
写真もなかなか撮れず、立ち止まることもままならない感じでした。
もちろん竹林は美しいですが、ゆっくり歩きたい方にはちょっとストレスかも。
竹林の小径
京都市右京区にある野宮神社から天龍寺の北門を通って、大河内山荘まで続く約400メートルの小道があります。道の両側にはまっすぐに伸びた竹や小さな垣根が並び、まるで別世界にいるような幻想的な雰囲気です。何万本もの竹がつくるトンネルは、京都らしさを感じられる風景として人気があり、観光客がたくさん訪れるスポットになっています。
渡月橋付近は観光客のピーク
最後に嵐山観光の名所、渡月橋にも立ち寄りましたが、こちらもかなりの人出。
時間は11時を過ぎていましたが、もう人、人、人!お土産屋さんの前にも長蛇の列ができていました。



やっぱり嵐山を快適に楽しむなら朝一番がベストですね。
【まとめ】混雑を避けた朝の嵐山散策は、心を整える旅でした

今回の嵐山散策では、朝の時間帯に訪れることで、
- 空いてる寺院をゆったり楽しめる
- 自然の音に癒される静寂の時間を味わえる
- 混雑のストレスを感じずに京都を楽しめる
という素敵な体験ができました。
ゴールデンウィークや観光シーズンでも、朝の嵐山なら静けさが残っています。
竹林や渡月橋のような定番スポットを避けて、ちょっとだけ足を延ばしてみる。
そんな“違った過ごし方”も、京都旅の魅力のひとつです。
これから京都・嵐山を訪れる方は、ぜひ朝の散策ルートも検討してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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