
先日、初めて大阪・関西万博に行ってきました。
一日の訪問ですが、できるだけ楽しみたいと思うあまり、準備や予約に取られた時間は計り知れず…
なのにパビリオンの事前予約は、7日前抽選で一つ入場が確保できたのみ。
どうなることかと出掛けましたが、意外にも当日予約を取ることができ、結果的には「初回にしては頑張れたかな」という感じです。
ただ、「効率良く楽しもう」と目指す地点を高くすると、満足度が下がるかもとも思いました。
今回の記事では、準備や予約でやったこと、反省点とか気づきなどをリアルな体験談としてまとめました。

私なりの対策や後で得た情報などをメモにまとめましたが、正確ではないかも知れません。時期によって変わっていくこともあると思います。あらかじめご承知おきを。
これから万博へ行かれる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
大阪万博2025の基本情報


開催期間と場所
大阪万博2025は、2025年4月13日から10月13日までの約6か月間、大阪・夢洲(ゆめしま)で開催されます。
人工島である夢洲は、今後のまちづくりのモデルケースともいわれ、交通インフラも順次整備されつつあります。
シャトルバスで夢洲に向かう途中で、広大な工事エリアを見かけ「何かな?」と思いましたが、カジノを含む統合型リゾートの建設地でした。これからどんどん変わっていく場所のようです。
行動のアウトラインを決める
まずはアウトラインを決めました。
訪問するのは、主人と私の2人。
万博の訪問は1日で考えているものの、泊まりにするか日帰りにするか、あと交通手段も一番最初に決めないといけません。
泊まり?日帰り??
我が家からのアクセスだと、日帰りも宿泊もどちらもできるので少し迷いましたが、ホテルに泊まり翌日は別の観光をしようということになりました。
宿泊したホテルは、去年の暮れにも泊まった「ホテルコルディア大阪本町」です。2回目なので要領が分かっていて助かりました。


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大阪万博へのアクセスは車?電車??


万博会場である夢洲へは、公共交通機関でのアクセスが推奨されています。特に夢洲へは大阪メトロ中央線の延伸で行きやすくなっています。
万博へ行く手段を、「電車にするか、それとも自家用車+パークアンドライドで行くか」でちょっと迷いました。
泊まるホテルは本町駅が最寄り駅で、乗り換えなく向かうことができるため、最初は電車で行くことを考えていました。
いろんな情報で見かけますが、電車内、特に帰りの電車がとてもとても混んでいるようです…
電車で行った場合入場ゲートは東ゲートなのですが、特に午前中はそこも大混雑で入るまでにけっこう時間がかかるらしい。
そこで「もう、自家用車で行こうっか」と思い切ってパークアンドライドを選択。
その場合は、駐車場に車を停めて、駐車場から夢洲まではシャトルバス、そして西ゲートから入場するといった方式になります。
駐車代が少しお高めなのがネックではあるのですが、これが意外と快適でした。
しかも、パークアンドライドで11時台までの予約の人は、「1時間前倒しの優先レーンに入れる」っていう特典があるのです。
つまり10時予約の場合は、9時予約と同じような扱いになります。
これは結構嬉しい特典です。
西ゲートは比較的空いているし、待ち時間も少なくて助かりました。
駐車料金はかかりましたが、混雑を避けてストレスなく入場できたので、大満足です♡



入場予約は10時でしたが、9時10分には中にいました
予約時の駐車料金:7,000円
高速道路の指定出口を利用したので、割引を受け、5,500円になりました
・東ゲート(電車組):混む、安い
・西ゲート(車、バス組):比較的空いている、交通費が高くつく
・P&R予約11時台まで:優先レーンあり
パビリオンの予約について
予約が必要なパビリオンがある
たぶん、万博へ行こうと思う人はまずガイドブックを買いますよね?
私は、ぴあのガイドブックを買いました。中を見ると、パビリオンのごとにどうやったら入れるかのアイコンが記されてます。
一見分かりやすそうなのに、パビリオンごとに方式がなんとなく違うから、だんだん頭がこんがらがってきます。はじめの一歩ですでにつまづいている私。
まずは情報を整理。
大雑把にまとめました。
・予約がいらないパビリオン(外国パビリオンに多い)
・予約必須のパビリオン(最新技術系、日本の企業パビリオンに多い)
・予約枠もあるが、先着順で並ぶこともできるパビリオン(アメリカ、イタリア、オーストラリアなど)
・整理券を出す、キャンセル待ちの登録ができるところもある
どれか一つの方式ではなく組み合わせているところもあるので、全部把握するのは難しいですが、ざっくり掴んでおくだけでも違います。
人気パビリオンは、事前予約が必要なところが多く、競争率も高いです。(まぁそうですよね)
予約の画面に何度もトライするうちに、名前も少しずつ覚えました。



少しでも荷物を軽くしたかったので、ガイドブックは準備の
時に活用。当日は切り取ったマップのみ持ち歩きました。
パビリオンの事前予約を取る
パビリオンやイベントなどの事前予約枠は、最大3つ、そして当日枠があります。
事前予約に申し込めるタイミングは下記の通りです。
2か月前抽選:来場3か月前~2か月前の前日
7日前抽選:来場1か月前~8日前
空き枠先着予約:来場3日前~前日
2か月前抽選
残念ながら、チケットを購入したタイミングでは、2か月前抽選は終わってしまっていました。
もっと早くチケットを購入して参加していたら、(まだ万博も開幕していなかった時期なので)何か確保できていたかも知れません。タラレバですが。
2か月前抽選は
第5希望まで登録可能。パビリオンを5つ登録してもいいし、同じパビリオンを時間帯を違えて登録することもできます。



抽選なので、ガイドブック片手にゆっくり登録ができます
7日前抽選
一部パビリオンは7日前にも抽選枠があります。
やり方は2か月前抽選と同じです。
7日前抽選も
第5希望まで登録可能。パビリオンを5つ登録してもいいし、同じパビリオンを時間帯を違えて登録することもできます。
収容人数も参考にして、住友館(3つの時間帯)と三菱未来館(2つの時間帯)を登録しました。
7日前に、三菱未来館の当選メールがきました。嬉しかったです。
3日前空き枠先着予約
たぶん予約で一番大変な思いをするのがこの「3日前空き枠先着予約」じゃないでしょうか。
事前に予約ができる最後のチャンス。
これまでの抽選とは違い、空き枠を奪い合う早押し合戦になります。
早押しがスタートするのは、3日前の午前0時からですが、その前にログインして早押しに備えないといけません。
例えば訪問日が6/6の場合、先着予約は6/3の午前0時にスタート
6/2の23時台にはログイン状態に入っておく必要があります
夜は多くの人がアクセスするので、すぐにログインできないとの情報があり、ちょっと早いかもと思いながら22:10頃にサイトにアクセス。
端末は、PCとスマホです。
20分後ほどでログインができました。
ログイン後は、のんびりスタート時間を待っていればいいのかと思ったらそうではありません。
10分毎くらいにリロードしないといけなくて、それを怠るとログアウトになって、またログイン待ちの行列の後ろに並ぶことになります。
気を抜くことができない恐ろしい仕様…
タイマーをかけてリロードしながら0時を待っていたのですが、0時を目前にスマホの方が飛ばされてしまいました。(理由は分かりません)
待ち列はもう6万人を超えていて、スマホの方は実質アウトです。
残るPCに全集中。
0時。
それまでグレーアウトしていた『3日前空き枠先着予約』のボタンが、やっと押せました。
「スタートで入れた!」と思ったのも束の間、2枚一緒にチケットを取るための入力に手間取り、焦ってしまいました。
やっとパビリオンを検索するところまで行って、希望のパビリオン名を入れて「検索」を押したら、なぜかチケットID入力の画面まで戻ってしまって、再度やり直し。
今度は、パビリオン名ブランクで「検索」。
あいうえお順で表示されているパビリオン名と、横に置いている希望リストを交互に確認していきます。
下へ下へとスクロールしていくのですが、なかなか空きが出てこない(ほぼXの表示)。
たまに△があっても、人数が確保できないとか、先に予約済(三菱未来館)の時間帯だったりでNGとか。
そんな中で〇を見つけ「あ、あった!!」と入力するも、他の人が先に登録を終えたのかやっぱりダメというぬか喜びのループばかり。
予約枠を確保できたら報われるのでしょうが、こうも惨敗だと心身ともに疲れます。
0時30分過ぎに諦めました。
吉村知事が「3日前空き枠にも抽選方式へ変更を」と申し入れたらしいですが、本当に本当にそうしていただきたい!
・事前抽選では、第4、第5希望くらいに収容人数が多いパビリオンを入れる
・先着予約では、スクロールの時間を減らすため、字の大きさ(フォントサイズ)を小さくする
「3日前空き枠先着予約」は、スッパリ諦めた方がいいのでは?…というのが個人的意見です。
当日予約
当日予約は、入場してからしばらくすると申し込むことができるようになります。
会場内には予約専用の端末もあり、その端末を使う方が確保しやすいとの情報もありました。


ちょっと迷うところではあったのですが、一番最初はどこかへ並びながら自分のスマホで当日枠に挑戦しようということに。
9時10分頃に入場できたので、イタリア館まで急いで向かいましたが、2時間待ちということで断念。イタリア館に向かう途中に見たパソナ館へ戻り、待ち列に並びならが当日予約の申込みを始めました。
パビリオンによっては、特定の時間に当日枠を開放しているので、その時間を把握しておくとチャンスが広がります。
その後の観覧については、長くなりそうなので、また別の記事にしたいと思います。



それで当日予約はどうだったの?
当日予約ですが、結果から言うと、4つ確保できました


(三菱未来館以外の)電力館、ガンダム、関西パビリオン、ブルーオーシャンドームの4つが当日取れたものになります。
持ち物を考える
必須の持ち物
絶対忘れてはいけない持ち物は、スマホとスマホバッテリー。
わざわざ言うまでもないくらいの物ですが、実は私、前日のパッキングの時にスマホバッテリーを入れ忘れたんです。
布団に入ってから、思い出して飛び起きました。何かひっかかってたんでしょうか?
思い出して本当に良かったです。
暑さ対策
日傘、帽子、ハンディファン、水筒、粉末のポカリスエットを用意しました。今回は持って行ってませんが、あまりにも暑い日なら熱中症対策に氷のうや塩タブレットがあるといいかも知れません。
給水所があるということで、水筒を飲み干したら粉末のポカリを使おうと思っていましたが、給水所が思いのほか大行列で断念。普通に自販機でスポーツドリンクを買いました。
あと、夜の寒さ対策に、薄手のウインドブレーカーも持参。ユニクロのウインドブレーカーが軽くて良かったです。
雨対策
梅雨や夕立に備えて、レインコートを購入しました。(が、結局天気予報が晴れだったので荷物を軽くするために持っていきませんでした。)
傘は、晴雨兼用のものを持参しました。
食事対策
人気フードエリアは昼時に混雑します。レストランやフードは、先に決めすぎると行動がキツくなるかもと思い、ほぼ何も決めず、カロリーメイトなど軽めの非常食を持参しました。
アルコールはダメですが、食べ物や飲み物持参OKというのはありがたいですね。コンビニもありますが、私が入った11時過ぎはまださほどではなかったですが、12時に近づくにつれ行列が外まで伸びていきました。(その後入場制限もあり)
空腹対策に、おにぎりやお菓子など重くならない程度に持っていくといいかと思います。
QRコード
万博の入場やパビリオン予約、入場時には、万博ID(QRコード)が必要になります。通信状況が悪くなった場合の対策も兼ねて、スクリーンショットと紙コピーの両方を用意しておくと安心です。
私は、紙コピーの他、QRコードをスマホの壁紙にも設定。(←意外と便利です)
スマホの電源を入れるとまず表示されるロック画面に設定したので、ワンタッチでQRコードを出すことができました。
QRコードを紙に印刷して、パスケースに入れている人も見かけました。提示しやすいし、スマホのバッテリーの消耗を抑えるのに、これもいい方法だと思いました。
地図
万博公式アプリにも地図はありますが、紙の地図の方がスマホより格段に大きくて見やすいです。パビリオンの予約や情報確認をスマホでする時も、別個に地図がある方が便利かも。
写真や動画の撮影とスマホを使う機会がとても多いので、少しでもバッテリーの消費を抑えるために、紙の地図を持っていくことをおすすめします。
自作のマップを公開されている方もいるので、使い勝手のいい会場マップを探してみるのもいいかも知れません。
Xで有名なマップ
つじさん(@t_tsuji)の投稿:コンビニ印刷ができるよう登録してくれています
・スマホとスマホバッテリー
・日傘、帽子、ハンディファン、水筒、氷のう
・雨の場合は雨具
・ウインドブレーカーなどの羽織りもの
・紙に印刷したQRコード、マップ
・長時間待つ場合は、椅子
・おにぎり、お菓子
・レジ袋、ウエットティッシュ(食事をテイクアウトした時にあると便利)
あると便利なもの
「ケーブル忘れた」がなくなる!Type-cケーブル一体型
なが~く冷える!今年とても売れている氷のう
海風が強いので、雨の日はカッパで
アプリを入れる
万博公式アプリは必須です。チケット管理、パビリオン予約、混雑状況、地図を搭載。
使い勝手にちょっと?な部分がありますが、絶対に使うので事前に操作に慣れておくと安心です。
EXPO2025 Visitors
・現在地から行きたいパビリオンまでのルートが見れる
・イベント情報が確認できる
・持っているチケットの予約状況を確認できる
・パビリオン情報やリアルタイムの待ち時間がわかる


Personarl Agent
・AIがその人に合ったパビリオンやイベントをおすすめしてくれる
・AIが周遊プランを作ってくれる
・最短ルートをナビゲートしてくれる
・来場者限定のデジタルスタンプラリーができる


当日の行動を考える
巡回バス(e-mover)を使うかどうか
広い会場を移動するには巡回バス(e-mover)が便利。ただし、徒歩移動の方が自由度は高いです。
1回毎だと400円、乗り放題だと1,000円。3回以上乗るなら乗り放題がおすすめ。
会場が広くて1日中自分の足で歩くのは大変だし、移動中に休憩できるのはやっぱり助かるなと思い、乗り放題にしてみました。
当日予約が取れたパビリオンや食事の場所がそれぞれ離れていて、東へ西への応酬だったので、バスは本当に助かりました。
バスを使っても2万歩以上歩いたので、もし使ってなかったらどうなっていたことか…
一部区間で大屋根リングの中を走るのも楽しいです。


e METROアプリまたはOsaka Metro公式サイトで事前にオンライン購入もできますが、現地で交通系ICやクレカのタッチ決済で払うのが手っ取り早くておすすめです。
この万博は予約が多くて、それもアプリやサイト、LINEなどを使うことがあって、メールやチケットを出すのに苦労しました。



分かる~!
え、それどこに保存したっけ?って何度もなったよ
e-moverは現地で使うことになった時に、ピッて支払うのでいいと思います。
e-mover:1回400円、乗り放題1,000円(大人、子供共通)
食事の内容やタイミングはどうするか?
12時からの当日枠開放にチャレンジしたかったので、昼食は11時台。ファミマでお弁当を購入して、大屋根リングの中のベンチで食べました。
お昼は早めにとる、またはピークを避けて15時頃になど、ずらす方がスムーズにいくと思います。
万博価格で高いなと感じるレストランが多いなか、ちょっと離れたフューチャーライフビレッジ(リング外側北西部)のフードコートが安めで席もたくさんあるので穴場です。
会場内のファミリーマートでは、QUOカードは使えませんでした。
おみやげやグッズ購入について
朝、西ゲートから入場した時に見かけたおみやげもの屋さんは、全然混んでなかったです。まぁ入場時にすぐおみやげは買わないですよね。
夕方見た時は、まぁまぁ混んでるかなと言う感じ。
そして21時の帰りがけに見た時は、ものすごい行列でした。
日中に見かけたミャクミャクくじやミャクミャクハウスも、とても混んでいるようで、最後尾がどこかすぐには分からなかったです。
空いてたら入ってみようかくらいの気持ちだったので、おみやげ・グッズ購入はパスしました。



当日買えなかったとか、先に購入して持って(着て)行きたいなどは、オンラインストアを利用すると便利だよ
EXPO2025 オフィシャルストア
【楽天市場】大阪万博2025
まとめ


初めての大阪万博2025、正直なところ準備はかなり大変でした。事前にやることを想定し、できるだけの準備を頑張ったつもりです。
情報を集めて活かせるものは活かして、目いっぱい楽しもうと思っていました。
ガイドブックやXに出ている情報を見ては、「このパビリオンいいな」「これ食べたいな」「このショー見たいな」と、希望リストはどんどん増えていきます。
「予約・抽選枠はどちらも頑張って取るぞ」と思っていました。
それなのに…事前に確保できたのは一つだけ。
訪問日の前には『水上ショー中止』のニュース。がっかりです。
ホント楽しめるかな?…とだんだんと不安になってきました。
ですが、万博にはたくさんのパビリオンやイベント、ショーがあります。別の楽しみ方もあるんですよね。
大屋根リングの上からの景色や、巡回バスに乗って賑わっている会場を外から眺めたことも楽しかったです。
何度も何度も挑戦した当日予約で、ラッキーにも人気パビリオンを確保できた時は、とても嬉しかったです。
特別なことをしている訳ではない時間も、いい思い出になりました。
これから行く方は、完璧を目指しすぎず、できる準備はしっかりやって、あとは現地の空気を楽しんでくださいね!
パビリオン体験など実際の会場写真は、またご紹介したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!