ジブリファン待望のジプリパーク。その中の3つのエリアが、2022年11月1日にオープンしました。
オープンして初めての週末を迎えるパークに遊びに行ってきたので、その時の感想や中の様子をご紹介したいと思います。
また、チケットの販売方法も今までのやり方から変更になるので、その辺の情報もあわせてご紹介します。
これからジブリパークに行かれる方や、興味がある方に参考にしていただければと思います。
JTBはジブリパークのオフィシャルパートナーです☆
ジブリパーク チケット販売方法の変更について
ジブリパークのチケットの予約と販売方法が、2023年2月分より変更になります。(1月分までの抽選販売は終了しています)
1月までのチケットは もう取れないんだ
チケット付きのツアーなら、まだ予約できるかもしれません
後でご紹介しますね
◇変更点
- チケットは先着順の販売になります
- 「青春の丘」は「ジブリの大倉庫」とのセット販売のみとなり、単独のチケットは無くなります
- 「青春の丘」+「ジブリの大倉庫」セット券の場合、入場時間枠は「青春の丘」のみ指定になります
◇来年2月分以降のチケット料金
エリア | 大人 | 子ども |
---|---|---|
ジブリの大倉庫 | 平日:2000円 土・日・休:2500円 | 平日:1000円 土・日・休:1250円 |
ジブリの大倉庫+青春の丘 | 平日:3000円 土・日・休:3500円 | 平日:1500円 土・日・休:1750円 |
どんどこ森 | 1000円 | 500円 |
◇入場時間枠
どんどこ森:9:00(*)、9:30(*)、以降30分刻みで16:00入場がラスト
セット券の青春の丘:9:00(*)、9:30(*)、以降30分刻みで16:00入場がラスト
ジブリの大倉庫:9:00(*)、以降1時間刻みで15:00入場がラスト
*印は、9時営業開始の日のみの設定になります。
◇チケットの種類変更にともなう注意事項
「ジブリの大倉庫+青春の丘セット券」の場合、「ジブリの大倉庫」の入場時間指定はありません。(「青春の丘」の入場時間や滞在時間、移動時間を考慮して、「ジブリの大倉庫」の入場時間を決める必要があります。)
「ジブリの大倉庫」の観覧時間の目安は、2~3時間。再入場は不可となっています。
◇発売日と購入方法
2023年2月分
先着順販売
11月10日(木)14:00~
Boo-Wooチケット、ローソン・ミニストップ店頭の「Loppi」にて先着順で受け付け
Boo-Wooチケットはオンラインです。抽選販売の記事に流れが記載してあるので、ご参照ください
ジブリの大倉庫
さて、ここかからは有料エリア「ジブリの大倉庫」内の紹介になります。
ジブリの大倉庫の中は、特に順路はありません。(順番待ちの列はあります)
まず入場時にオリヲン座の鑑賞券を受け取り、階段を下りて中へと向かいます。
階段を降りると正面にインフォメーション。左手に進むと大倉庫の中央にあたる位置に大階段があります。
頭上には『天空の城ラピュタ』の巨大飛行船が浮かんでいます。
おみやげ・グッズSHOP 冒険飛行団
中央のエリアまで来た後は、それぞれ好きな場所へ行くのですが、私は真っ先に2階にある「冒険飛行団」に向かいました。
オープン初日に行かれた方の情報で、「おみやげのSHOPがとても混むので、荷物にならない程度に先に買っておく方がいい」とあったからです。
早速向かったものの、持っていたチケットが10時からのものだったので、9時に入場していたゲストですでに店内は大混雑。
店の外にまでレジ行列が続いていました。
食品は「同じ種類のものは2点まで」という制限があったにも関わらず、もう無くなっている商品も。
10時台の入場で、もう買えないおみやげのお菓子があるというのは残念です。たぶん改善されていくとは思うのですが…
そして値段がちょっとお高め。今までの感覚だと、個数がたくさん入ってリーズナブルな「お配り用のお菓子」とかがあるのが普通でしたが、それがありません。(見逃していたらすみません)
考え方を変えて、広く浅くではなく「自分が好きないいものを、大切な人へのおみやげにする」のがいいのかなと、おみやげ・グッズを見ながら思いました。
店内はとても混んではいましたが、魅力的なグッズを見つけて喜んでいる人が多くて微笑ましかったです。
ジブリパークでしか売っていないアイテムは、「ジブリパークオリジナル」の表記があります。
にせの館長室では湯婆婆が執務中
冒険飛行団の近くには、ミルクスタンドの「シベリ・あん」と湯婆婆が何やら怪しげな書き物をしている「にせの館長室」があります。
にせの館長室は、中には立ち入れませんが、真正面からの写真を撮りたい人が順番に列を作っています。
横からの写真で良ければ、列に並ばずにササっと撮影を済ませることもできます。
天空の庭には苔むしたロボット兵が
同じく2階にある「天空の庭」には、ツタが絡み苔むしたロボット兵が。廃墟となり随分と長く取り残された様子でたたずんでいます。
ロボット兵と一緒に写真を撮りたい人は窓側へ1列になって待ちますが、ロボット兵や紋章だけの撮影なら、列に並ぶことなく右側へ抜けて、近くからサッと撮影可能でした。(スタッフの方がそのように誘導してくれました)
懐かしい商店街 南街(みなみまち)
天空の庭のすぐ近くの階段を降りると、細長い通路にレトロな商店街が。看板や提灯、壁に貼られたメニューや広告が結構おもしろくて、一つ一つ読んでしまいます。
ここでは、買った駄菓子を椅子に座って食ることもできます。本屋さんや模型屋さん、置いてあるガチャもレトロな雰囲気。
普段はやらないガチャもやってみました。
ネコバスルーム
南街を通り抜けると、ネコバスルームが現れます。中央のふわふわなネコバスのエリアは、小学生以下の子どもだけが入れます。
この中は、撮影禁止。お子さんの楽しそうに遊ぶ姿を撮りたいのはやまやまですが、そこは我慢しましょう。
この日もたくさんの子どもたちがネコバスに入ったり上に乗ったりと、とても楽しそうに遊んでいました。
子どものみが遊べるエリアは、あともう1か所「子どもの街」があります。スタジオジブリがある東京小金井の昔の街並みがモチーフになっているそうです。
床下の家と小人の部屋
天空の庭に向かう時に、階下に見えるのが『借りぐらしのアリエッティ』を体感できるエリア。色々なものが巨大化していて、小人になった気分で周りを見ることができます。
アリエッティの家にも入ってきましたが、ここも写真を撮りたくなる景色が多々あります。みんな同じ思いのようで、列の進みも遅めです。
大倉庫の中で、一番写真を撮ったエリアでした。
ジブリのなりきり名場面展
そして、もう1か所。ゲストが目いっぱい写真を撮るのが、中央展示室で開催中の「ジブリのなりきり名場面展」。
ジブリ13作品、14シーンの名場面に自分も一緒になって撮影できるという体験型の展示になります。
ジブリ作品が好きな人にとって一番アツいスポットです。
『千と千尋の神隠し』のカオナシの隣と、『天空の城ラピュタ』の燃え盛る塔からシータを救出する場面が特に人気がありました。
食べるを描くとジブリがいっぱい展
中央展示室の他にも展示があります。
今、企画展示室でやっているのが「食べるを描く。増改訂版」と「ジブリがいっぱい展」。こちらの展示は、残念ながら撮影NGです。
「食べるを描く。増改訂版」では、作中のセットが組まれていて、今にもジブリ飯が味わえそうな場所がたくさん。
食べるところ描くための緻密な絵コンテやコメントから、料理やそれを食べることに対する熱量の高さがうかがえます。
『千と千尋の神隠し』の屋台や、『コクリコ坂から』の台所、『となりのトトロ』草壁家の食卓など、とてもリアル。
実際に触っても大丈夫と案内されたので、鍋の蓋をあけたり並んでいるものを触ったりしました。精巧に作ってあって、驚くことばかり。
本当に写真が撮りたかった!
「食べるを描く」の展示の先には「ジブリがいっぱい展」があります。こちらの方は撮影OK。
トトロがバーのマスターになっているカウンターや、トトロやネコバスのソファもあります。
先に進むと、いろんな国のポスターやパッケージでの作品展示があり、海外でもジブリ作品はとても人気があるというのが分かります。
そしてその奥には、大きなネコバスが居ました。ネコバスルームのものより大きく、大人が何人も入ることができます。
ネコバスに乗りたかった「かつての子ども」が、たくさん写真を撮っていました。
公開倉庫
普通ならしまっておいて見せない倉庫の中も、ジブリパークは見せてくれます。中は暗いですが、所々スポットライトが当たり明るくなっていて、保管されている大小さまざまな造作物を見ることができました。
映像展示室オリヲン座
中央階段近くのクリームイエローの優しい色の建物が、「映像展示室オリヲン座」。入口には上映時間が書かれたボードがあり、待ち時間の目安になります。
ここでは短編映画が上映されていて、この日の作品は宮崎駿監督の「くじらとり」でした。
オリヲン座のとてもかわいいチケットをスタッフに見せて、受付印をもらい入場します。
ロビーの内装は天井が高く、照明や内装もアールデコ調で外国の昔の映画館の雰囲気です。
劇場の座席数は、約170席で、ベンチタイプのフラットなシートもありました。
短編映画は約10分ほど。小さなお子さんが映画を楽しむのに最適な場所になっています。
カフェ 大陸横断飛行
大倉庫からいったん外へ出ると、テラスもあるカフェレストランの「カフェ 大陸横断飛行」があります。
インフォメーションか大階段近くのドアから行けるのですが、間違えてショップ「冒険飛行団」横のドア(そこは出口になります)から出ないように気を付けてくださいね。
13時過ぎに訪れて、レジに並んでいたのは30分くらいでしょうか。お天気で暖かかったのでテラスのテーブルでお昼ご飯を食べました。
サンドイッチに飾られている旗もオリジナルで、とてもかわいいです。(記念に持ち帰りました)
大倉庫の中での食事はここだけなので、ゲストが集中して混みあう時間帯があると思います。
無料の公園エリアにもレストランがある場所や、広場周りに集まっているキッチンカーで食事をとることもできるので、混雑を避けたい場合はそちらがおすすめです。
再入場は不可なので気を付けてくださいね
ジブリの大倉庫での所要時間
その日の混み具合や入場する時間帯、どれだけ撮影するかでも違ってくるでしょうが、だいたい2.5~4時間くらいだと思います。
私は、10時の回の入場で4時間ちょっと滞在しました。退場時間が決められていないため、倉庫内の人数は後の時間になればなるほど多くなることが考えられます。
実際、なりきり名場面での待ち列は、14時頃に見た時には相当長くなっていました。
フォトスポットがたくさんあるので、全部撮ろうとすると結構時間がかかります。なるべくターゲットを絞って、混雑を避けつつ撮影や鑑賞を楽しんで欲しいなと思います。
JTBの「ジブリパークを歩こう!チケット付宿泊プラン」
2023年1月までの分のチケットは、抽選販売がもう終了していますが、オフィシャルパートナーのJTBではチケット付き宿泊プランがあります。
下記のバナーからパンフレットを見ることができますので、興味がある方は空いている日にちがあるか探してみてください。
3つのエリア全部行けるプランもあります
【ジブリパークを歩こう!チケット付宿泊プラン】
名古屋市内18のホテルから選択ができ、JR・飛行機の利用も選択できます
発売日:2022年8月15日(月)10時より
出発日:2022年10月31日(月)~2023年3月31日(金)
出発地:北海道発・東北発・首都圏発・中部発・北陸発・関西発・中国四国初・九州発
最後に
「ジブリパークは、しょぼい」や「微妙」などの意見も見かけたことはありますが、行ってみた感想は「ジブリの世界観が楽しめて良かった」です。
アトラクションが無いことやキャラクターがいない、ショーが無い。
そういう観点で比較して、上記の意見が出ていると思うのですが、まずそもそものテーマが違っているので比較自体が無意味な気がします。
公式HPにもありますが、ジブリパークは「森と相談しながらつくっている」のです。
ジブリパークには、大きなアトラクションや乗り物はありません。
ジブリパーク公式HPより
森や道をそのままに、自分の足で歩いて、風を感じながら、秘密を発見する場所です。
与えられるものではなく、自分の中でジブリパークを感じて・想像して・楽しむ場所なのかなと行ってみて思いました。
大倉庫の中で気が付いたことがあります。ジブリにはたくさんの映像作品があり、お馴染みの楽曲もたくさんあるはずなのに、音楽がかかってないのです。
でも、私の頭の中で音楽はかかっています。たぶん他のゲストの方も同じではないかと思います。
かかっている曲は、それぞれに違うんじゃないかとも思いました。
それぞれ人の中にあるジブリ。それを引き出して感じさせてくれるパークを訪れることができて、いい思い出になりました。
みなさんもぜひ、森の中に溶け込んだジブリの世界を訪れてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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