開園1周年を迎えるジブリパーク。2023年11月1日には、四番目となる新エリアが公開されます。
様子見がてら、今回は有料チケットは持たずに、約1年ぶりにジブリパークに遊びに行ってきました。
有料エリアのチケットがあると、時間で行動が区切られることになりますが、今回はそれも無し。
無料エリアを思いつくまま散策し、楽しい時間を過ごしてきました。
今回、ジブリパークの無料エリアと愛・地球博記念公園(要するにジブリパークの有料エリア以外の場所)で訪ねたところは下記のスポットになります。
また最後には、新しくオープンするエリアと、それに伴い変更されるチケットの情報もご紹介しますので、よろしければ最後までお付き合いください。
遠くからみえる方は、せっかくなので有料エリアにも入りたいという希望もあったりしますよね?
有料エリアのチケットを一般販売で取れなかった方は、オフィシャルパートナーであるJCBの「チケット付き宿泊プラン」をチェックしてみてはいかがでしょう?
チケット無しでも楽しめる無料エリア
ジブリパークは、愛・地球博記念公園(通称モリコロパーク)の中にできたスタジオジブリの世界観を再現したエリアです。
全部で5つのエリアから構成され、第1期は、2022年11月1日に3つのエリア「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」がオープン。
2023年11月1日には、「もののけの里」がオープンします。
上記のエリアについては、予約してチケット入手する必要がありますが、モリコロパークに入るだけなら無料です。
有料エリアの施設でも一部は外観をながめることは可能ですし、ジブリの雰囲気を味わいながら公園としてのんびりすごしたりもできます。
そんなチケット無しでも楽しめるエリアやスポットをご紹介したいと思います。
メインゲート、ロタンダ風ヶ丘、エレベーター塔
ジブリパークのエントランスエリアは、愛・地球博記念公園(通称モリコロパーク)のエントランスでもあり、無料で入ることができます。
メインゲートとしては、まず正面に愛・地球博記念公園のゲートがあり、その両脇にジブリパーク、モリコロパークと名前のついたゲートがあります
ここで写真を撮る人も多く、なかなか人並がとぎれません。
ゲートを抜けると広々としたエントランスエリアになっていて、インフォメーションセンター、ローソン、ロタンダ風ヶ丘(SHOP)などがあります。
まず、インフォメーションセンターに寄って、ジブリパークマップを入手。
猫の城遊具は、土日祝日、GW、長期休暇は有料です。
有料期間に利用したい場合は、インフォメーションセンターであらかじめチケット買っておくと便利です。(券売機は猫の城遊具の近くにもあります)
マップでは、有料エリアの場所が分かりやすく表示されています。有料エリア以外の場所が無料のエリアとなっていて、(あ、もちろん工事中のエリアには立ち入れません)見ていただいて分かると思いますが、探検しきれないくらい広いです。
ロタンダ風ヶ丘はもちろんのこと、ローソンにもジブリ関連の商品が置かれていました。
おみやげや記念にジブリのグッズを買うのも楽しいです。
インフォメーションの裏手には、「地球市民交流センター」があります。壮大なネーミングですね。
ジブリパークのランドマーク的な建物のエレベーター塔。
駅の方からと公園の方からでは、印象が変わります。
公園側に出て、下から見上げるととても大きいエレベーター塔でした。
エレベーター塔は、「天空の城ラピュタ」の世界のモデルとなった19世紀末の空想科学世界からイメージして作られたものです。
凝った装飾が至るところに見られ、とても雰囲気のある塔です。
今回は昼間でしたが、夕暮れや夜にも見てみたいと思いました。
青春の丘周辺
青春の丘は有料エリアですが、建物を外から眺めることは可能です。
地球屋は特徴的な屋根が印象的なとても可愛らしい建物。映画を観たことが有る無いに関わらず、写真を撮る人がとても多いスポットです。
有料エリアに入らなくても、写真が撮れるのはいいですよね。
この日はバロンに扮した人がいて、並んで写真を撮りたい人の列ができていました。
園内にはいくつかベンチがありますが、その中にジブリの映画にちなんだアイテムの忘れ物があるベンチが存在します。
普通にベンチとして座っている人もいたりで、なかなか撮影しづらい時もあります。(でも撮りたい!)無料エリアでも楽しめる心憎い演出ですよね。
ちなみにこの「忘れ物」は全部で15カ所にあるそうです。
探してみて、誰のどんな忘れ物なのか調べてみるのも楽しそうですね。
青春の丘から東に、お花畑の小径を進むとその先に2023年8月にオープンした「猫の城遊具」があります。
猫の城遊具
「猫の城遊具」は、長期休暇以外の平日は無料で利用することができます。
訪れたのは土曜日だったので、有料との看板が出ていました。
券売機は、インフォメーションセンターと遊具の近くの2カ所にあります。
いろんなところに猫のデザインがされていて、とてもかわいいエリアです。
稲楼門(とうろうもん)広場、春の女神の丘
稲楼門(とうろうもん)広場は、なんとも「千と千尋の神隠し」のムードたっぷりな場所。
とても印象的な門は、ジブリパークのために作ったものではなく、昭和初期に建てられた旧稲本楼の楼門だったものを譲り受け修復を施したものとのこと。
他にも別の民家を解体する際に譲り受けた石灯籠や手水鉢などを配置したり、石人のオブジェを置くなどして、広場全体で「千と千尋の神隠し」の「油屋」を思い起こさせる場所になっています。
「千と千尋の神隠し」に登場する石人。
前後両方に顔があります。
稲楼門の外からも見えますが、外から見ているだけでも「千と千尋の神隠し」の世界へ迷い込んでしまいそうな雰囲気です。
奥の小径は、山の中を抜けて「どんどこ森」へと続いています。
稲楼門からどんどこ森へ行く道は、この山の中を抜けるルートと、距離的には遠回りになりますがバスも通っている平坦なルートの二つになります。
行きは山の中を通るルートにしてみました。
春の女神の丘というのが気になったので、ちょっと寄り道をしてきました。ここからさらに上り坂になります。
上りはやっぱりしんどくて、判断ミスかと思いましたが、高い所からの景色はなかなか爽快。
屋根のついた休憩所があり、ここで休憩を取りつつ遠くの景色を眺めました。
どんどこ森周辺
どんどこ森の入口には、「どんどこ処」というお店があります。
どこかしら懐かしい感じがするお店。
ここでは、お守り袋や根付、御朱印帳など和テイストのかわいいグッズが購入できます。
ジブリのお土産が買えるのは有料エリアが多いので、無料で行ける場所にあるここのお店は貴重です。
どんどこ森へ向かう前に寄り道して、「どんどこ号」の乗車場も見てきました。
着いた時は、ちょうど発車する前。
小さくてかわいいスロープカーです。ゆっくりゆっくり坂を上って行きました。
去年来園した時にガチャで出たキーホルダー。本物を見ることができて楽しかったです。
柵の向こうが有料エリア。手前で「サツキとメイの家」を撮影しました。
池をはさんで反対側に展望台があり、展望台からも「サツキとメイの家」を観ることができます。
とても上手に作ってある建物だからか、写真で見ると精巧にできたミニチュアっぽく見えますね。
「どんどこ処」の近くにバス停(園内を周遊するバス)もありますが、帰りはひと区間歩いて次のバス停からバスに乗ることにしました。
バスルートは平坦な道。バスに乗らずにゆっくりと歩いている人もいます。
園内を周遊するバスは無料なので、気兼ねなく乗れるのがありがたいです。
新エリア「もののけの里」について
2023年11月1日に新エリア「もののけの里」がオープンします。
「もののけの里」は、「猫の城遊具」のすぐ近く。
映画「もののけ姫」がモチーフで、日本の里山風景を舞台に映画に出てくるタタラ場をイメージした体験学習施設「タタラ場」や「炭焼き小屋」が設けられているそうです。
その他キャラクターの「乙事主(おっことぬし)」の遊具や「タタリ神」のオブジェもあるとのこと。
物見やぐらも「もののけ姫」の世界観を感じますね。
新エリアのオープンに伴い、チケットの種類と料金が変更になっていますので、ご利用を考えている方は注意してください。
2023年11月1日~2024年2月12日までの入場分
*料金は税込み、カッコ内は子ども料金です。子ども料金は、4歳~小学生となり、3歳以下は無料です。
エリア | 平日 | 土日祝 |
---|---|---|
もののけの里 + ジブリの大倉庫 | 2,500円(1,250円) | 3,000円(1,500円) |
ジブリの大倉庫 | 2,000円(1,000円) | 2,500円(1,250円) |
青春の丘(単独券に変更) | 1,000円(500円) |
どんどこ森 | 1,000円(500円) |
「魔女の谷」は、映画「ハウルの動く城」や「魔女の宅急便」に出てくる欧州風の空間をイメージしたエリアになるそうです。
2024年3月16日開園ということなので、もうすぐですね。
右がハウルの動く城、左がハッター帽子店のようですね。
遊具やレストランもできるそうなので、楽しみです。
最後に
テーマパークの楽しみ方というのは、「その世界観にどっぷりとハマって普段の生活とは全く違う体験に心が躍る時間を味わう」といった形が多いと思いますが、私が感じたジブリパーク(と愛・地球博記念公園)は、それとはちょっと違いました。
確かに去年訪れたジブリの大倉庫では、没入感を堪能しましたが、今回の無料エリアで感じたのは「自分の生活圏のちょっと先にあるジブリ」の雰囲気。
普通の山や公園などに、ジブリの雰囲気をまとったモノや設備がいい具合に共存しています。
山の中を歩いているとトトロがいそうな雰囲気もそう。
作りこまれたテーマパークとはちょっと方向性が違います。
どちらがいいとかじゃなく、こういうライトな雰囲気も楽しいものだなと思いました。
11月の「もののけの里」に続いて、来年3月に「魔女の谷」と、まだまだ楽しみが続きます。
有料エリア、無料エリアに関わらず、気になっているところがありましたら、ぜひ一度訪れてみて下さい!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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