ゴールデンウィークの谷間に、かねてから行ってみたかった二つのお城を訪ねてきました。
その二つのお城とは、「岐阜城」と「犬山城(愛知県)」。距離的には15キロほど離れたところにあります。
GW後半の混雑するであろう日を避けたので、道もさほど混むことなく両方無事に行くことができました。
その時の様子を、ブログ記事にてご紹介をしようと思います。
今回は、最初に訪れた岐阜県・金華山の山頂にある「岐阜城」をご紹介。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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岐阜城観光情報
岐阜城はこんなお城
岐阜城は、岐阜市中央に位置する標高329mの金華山の山頂にあり、斎藤道三公や織田信長公の居城としても有名なお城です。
天守閣からの景色は、360度どの方向も遥か遠くまで見通すことができます。鵜飼いで有名な長良川、東には恵那山・木曽御岳山、北には乗鞍・北アルプス、西には伊吹・養老・鈴鹿山系など遠くに連なる山々など。南の方向は、濃尾平野が広がり、遠くには名古屋駅前のタワー群やナゴヤドームも見ることができます。
築城されたのは、鎌倉時代の1201年。岩山の上にそびえる岐阜城は、難攻不落の城として有名です。戦国時代には、斎藤道三公や織田信長公などが城主として居城していました。1600年関ヶ原の戦いの前哨戦の折に落城し、徳川家康公により廃城が決められました。
現在の岐阜城は、1956年(昭和31年)に再建されたものです。城内は歴史的な史料が展示され、楼上は展望台として多くの方々の目を楽しませてくれます。
岐阜城の観光情報
入場料 | 大人 200円、子供 100円、 30人以上 団体割引(2割引き) |
開館時間(年中無休) | 4/1~10/16 9:00~18:00 10/17~3/15 9:00~17:00 3/16~3/31 9:30~17:30 *元旦のみ 5:00~17:00 |
所在地 | 岐阜県岐阜市金華山天守閣18 ☎058-263-4853 |
岐阜市ホームページ | 岐阜城天守閣|岐阜市公式ホームページ (gifu.lg.jp) |
岐阜城へのアクセスと駐車場について
◇アクセス
最寄り駅:JR岐阜駅、名鉄岐阜駅
駅から岐阜バスを利用、岐阜公園、長良橋・高富方面行き及び市内ループ左回り
最寄りのバス停:岐阜公園歴史博物館前
金華山山頂へは、登山道を利用して徒歩あるいは金華山ロープウェイで行くことができます
◇駐車場
岐阜城に向かうロープウェイ山麓駅の近くには、公営駐車場2カ所、身体障碍者・バス専用の大宮町駐車場、川沿いにある無料の鏡岩緑地駐車場があります。
名称 | 料金 | 距離 | 駐車台数 |
---|---|---|---|
岐阜公園堤外駐車場第1 | 1回310円 1時間以内無料 | 約260m・徒歩3分 | 143台 |
岐阜公園堤外駐車場第2 | 1回310円 1時間以内無料 | 約450m・徒歩6分 | 36台 |
大宮町駐車場(身体障碍者・バス) | 無料 *身体障碍者手帳提示 | 約200m・徒歩2分 | 身体障碍者:12台 バス:18台 |
鏡岩緑地駐車場 | 無料 | 約750m・徒歩9分 | 279台 |
- ロープウェイ駅に一番近いのは、身体障碍者、バス専用の駐車場(一般車は駐車できない)
- 公営駐車場の岐阜公園堤外駐車場第1、第2は、1時間以内は無料。営業時間は8:30~21:30。
- 川沿いにある少し離れた鏡岩緑地駐車場は、終日利用可で無料
公営の第1駐車場に停めましたが、駐車場への入口やすれ違いができる所が狭く感じました。大き目の車だと怖いかも知れません。
第1駐車場へ向かう道がちょっと分かりにくかったのと、駐車場で「狭いな」と少し不安になる場所がありました。
大き目の車の方は、少し距離は離れますが川沿いの臨時駐車場「鏡岩緑地駐車場」を利用されるのも手だと思います。鏡岩緑地駐車場は、駐車料金も無料ですので、少しでも安くすませたい場合にもおすすめです。
第1駐車場から岐阜公園へ向かうと、まずはじめに厳かな門とその隣の「若き日の織田信長像」が見えてきます。
門をくぐると、左手側にあるのが総合案内所。休憩や食事もできるところです。
ここでガイドマップを入手してから、岐阜城へ向かいました。
ぎふ金華山ロープウェイ
ぎふ金華山ロープウェイは、金華山の山麓と山頂を結ぶ交通手段です。255m以上の高さを約4分で移動でき、4面ガラス張りのゴンドラからは四季の自然や眼下の街並みがパノラマで楽しめます。
ロープウェイ運賃 | 片道 | 往復 |
---|---|---|
大人(12才・中学生以上) | 630円 | 1,100円 |
子供(4歳以上小学生) | 300円 | 550円 |
GWに訪れたので、ロープウェイは10分毎の出発でした。(閑散期は15分毎になります)一度に乗れる人数(定員46名)が決まっているので、混んでいる時は待つかも知れません。
この日はGW谷間の平日だったせいか、待ち時間もなくスムーズに山頂まで移動することができました。
ゴンドラに乗り込むと、すぐに左側に朱塗りの三重塔が見えてきます。
ちなみに、いくつか登山道もあり、ロープウェイを使わずに徒歩で登ることもできます。片道切符もあるので、片道だけ登山道を利用するという方法もを選べます。
山登りが趣味の方は、そんな方法も楽しいかも知れませんね。
おみやげですが、買うとしたらロープウェイ山麓駅の乗り場付近のおみやげ物屋さんがメインになります。武将にちなんだグッズや岐阜の郷土みやげ、さまざまなお菓子が所狭しと陳列されています。
映画「レジェンド&バタフライ」の撮影が行われたこともあり、映画のポスターやポストカードが掲示されていました。
映画を観てから、岐阜城を訪ねてみると印象がまた変わるかも知れませんね
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岐阜城と展望レストラン
岐阜城(天守閣)
ロープウェイの山頂駅から岐阜城までは、徒歩で約8分です。
歩き始めはゆるやかなのですが、急な階段を登るといった場所もありました。暑い日は、先に水分補給をしてから向かうほうがいいかと思います。
岐阜城までの道の途中には、略年表や歴代城主などの掲示がありました。歴史好きな方は、ここを丹念に見て行くのも楽しいと思います。
ようやく岐阜城が見えてきました。
順路は左手側の階段ですが、右手側のスロープから来る人(つまり帰りの人)が、必ず写真を撮っていた場所がありました。そこにはトリックアートが描かれていて、どうやら楽しい写真が撮れるようです。
なかなか撮影する人が途切れません。トリックアートは他の場所にもありました。
貴重な文化財などは写真NGということも多いのですが、このような感じで心置きなく写真を撮って楽しめる場所があるといいですね。
この後、左手側の急な階段を登って岐阜城へ向かいます。
途中で、何回か上の方からガサゴソと音が聞こえてきました。野生のリスです。動きが早いので、なかなか写真におさめられません。
金華山は、リスのエサが豊富な上に天敵が少ないので、野生のリスも多数いるとのことでした。
岐阜城の入口まで来ると、入場券を買い求める列ができていました。外国人の観光客もちらほらと。
城内は、歴史的な展示物がたくさんあり、丹念に見ていると結構時間がかかりそうです。
展示物や掲示物を見ながら、少しずつ天守を目指して登っていきます。
最上階の天守から見える景色は素晴らしく、東西南北遥か遠くまで見通せます。
左寄りの奥の方には、名古屋駅前のビル群が見えました。
岐阜城のすぐ近くを流れる長良川は、鵜飼いで有名です。
西の方角には、伊吹山、そして合戦の地「関ケ原」があります。当時の武将たちは、ここの天守から何を思って眺めていたのでしょうか。
岐阜城資料館
岐阜城内を観覧した後は、同じチケットで入場できる岐阜資料館に行きました。
館内の展示は、主に大河ドラマで使われた道具類やパネルなど。
「麒麟がくる」の本木雅弘さんの蝋人形はとても精巧で、本物がそこに居るかのようでした。
所々にあるトリックアートで、家族や友達との写真を撮っているかたも多数みえて楽しそうでした。
展望レストラン
ロープウェイ山頂駅のすぐ隣に展望レストランがあります。ここは食券を先に買うスタイルです。
混雑時は、ボードに名前書き順番を待つようです。しばらく待ってから呼ばれ、中に入りました。
窓側の席が多く、大きなガラス張りでとても眺望の良いレストランでした。
私の席から見えた景色は、下の写真を見ていただいても分かると思いますが、パノラマで開放感がありました。
レストランを出てすぐ横の階段を上がっていくと、そこでも景色を堪能することができます。
ひっそりとした階段のせいで気づかない人が多いのか、人数は少な目でした。もしかしたら穴場かも?
リス村
ロープウェイ山頂駅を出るとすぐ目の前にリス村があります。
ここにはタイワンリスがたくさんいて、エサをあげたり、間近で様子を見ることができます。
- 料金:大人400円、子供300円(4歳以上小学生)
- ロープウェイ往復利用で100円割引
- 営業時間:9:30~16:30
入村する前に両手にビニールの手袋と片手に革の手袋を装着。
スタッフの方が革の手袋にリスのエサを乗せてくれるので、そのままリス村に入ってリスたちにエサをあげられます。
リスは嗅覚も優れているようで、入ったらすぐに数匹のリスが寄ってきました。エサが欲しいのか、よじ登ってくるリスもいます。
なかなか無い光景なので、写真も撮りたいと思うのですが、片手にエサを持っているためなかなか難しい。
複数で行った場合は誰かにエサを預けて、エサをあげる人と写真を撮る人に分かれた方がいいかも知れませんね。
かわいい姿のリスですが、爪がしっかりしているので、よじ登られたり飛びつかれたりすると軽く痛いです。
薄着になる季節や小さなお子さんには、ちょっと注意が要るかも知れません。
エサをあげるために革製の手袋をはめるのは、リスの爪で怪我をすることがないようにとの配慮なんですね。
こんな間近でリスと触れ合えることはなかなかないと思うので、岐阜城に行かれる際は、ぜひリス村にも立ち寄ってみてください。
岐阜公園
ロープウェイで山麓駅まで戻った後、すこし岐阜公園内も散策。
新緑の緑の色が青空に映えて、とても綺麗でした。よく見ると紅葉(もみじ)の葉がいっぱい。青もみじですね。
ということは、秋の景色もきっと素晴らしいのでしょう。
緑に囲まれた小さな池は、木漏れ日も綺麗で、絵のような美しさでした。
他にも岐阜公園の中には、施設や歴史的な建造物、モニュメントなどがあちらこちらにあります。
自然と調和していて、とても素敵な公園だと思いました。
最後に
金華山の山城の岐阜城。実際に訪れてそこからの景色を見て、想像以上の刺激をもらっていることに気づきました。
観光客がたくさん押し寄せるスポットとはちょっと違った穏やかさも良かったと思います。
食事をするところやお土産物屋さんも、さほど多くはないようです。
アレが美味しいから絶対食べなきゃとか、ここは映えるので絶対写真に納めないととか、そんな感性から離れて過ごせる雄大な場所でした。
また違った時期、違った時間などに来てみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
\ アソビューでもっと楽しい旅にしよう! /