世界遺産姫路城の観光レビュー【ココが良かったBEST3】番外編も!

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ずっと行ってみたかった姫路城。先月、やっと訪れることができました。

日本の名城というと必ず筆頭に出てくる姫路城は、2015年に約5年にわたる修理工事を終えて、さらに白く美しい城になりました。

訪問した日は、前日の雨の様子が残っている曇りというお天気でしたが、そびえ立つ白亜の城はとても荘厳で美しかったです。

写真多めの記事で、姫路城の様子をお伝えできればと思います。

目次

姫路城近くの駐車場

姫路城へは車で向かいました。

駐車場は訪問前にいくつかの候補を考えた上で、当日の様子を見て大手門駐車場に停めました。

いただいたガイドブックに、大きな駐車場の場所をマークしてみましたが、姫路城の北、西、南の方角に大きな駐車場があります。

その中でも、天守閣に一番近い「姫山駐車場」とお土産物屋さんが近く台数も500台以上が停められる「大手門駐車場」とで迷いました。

近くにはお土産物屋さんもたくさんあり、正面から姫路城に向かう方が楽しそうということで「大手門駐車場」を選択。

平日の午前中だったこともあるのか、比較的空いていました。

大手門駐車場の情報

姫路城の南にあり、最も収容台数が多い姫路城観光のメインの駐車場です。

お土産物屋さんや食事処も近くにたくさんあり、お城観光の後に寄るのにとても便利。

また、日本庭園の好古園が道の向いにあり、姫路城→好古園という行程の場合は特にベストポジションになります。

料金最初の3時間以内:600円
3時間を超えて1日以内:900円
収容台数普通車等:平置式 555台
営業時間終日
支払いクレジットカード、各種電子マネー(交通系IC、WAON、IDほか)
所在地姫路市本町68番地
公式HP大手門駐車場 | 一般財団法人姫路市まちづくり振興機構 (himeji-machishin.jp)
2023.7月の情報です

姫路城のココが良かったBEST3

私が姫路城へ行ってみて良かったと思ったポイントですが、たぶんこれは他のみなさんも一緒なのではないでしょうか。

  1. お城の美しさ
  2. 要塞としての機能
  3. 絢爛な歴史を垣間見ることができる

まず訪問して姫路城を見た時、その壮大さと美しさに心が奪われました。

大天守の周りに3基の小天守があり、見る方向によって姿が変わります。そのためだと思うのですが、何枚写真を撮っても同じようなものばっかりということにはなりません。

印象は変わりますが、どの方向からでも華麗で美しい大天守。お気に入りの一枚を求めて写真を撮り続ける人がわんさか居ます。

もちろん私もその中の一人です。

一番気に入った写真をトップ画像にしてみましたが、いかがですか?

他にもあります。

姫路城正面(本丸より)
三の丸から見た姫路城

次に、美しい外観からのイメージと異なる「戦う城としての姫路城」も、印象深いものがあります。

そこかしこに、敵襲を撃退するための罠やトリック、いろいろな考えを巡らせてあることが見てとれました。

天守閣へ向かうルートも、幅の狭い通路を歩いたり、あまり高さのない門をくぐったと思えば、道が90度曲がっていたり。次はどうなっているんだろうと常に思いながら歩きました。

〇や△、□の形の穴が設けてある塀もありました。

これは、鉄砲や弓矢で敵襲を攻撃する時に使う「狭間(さま)」と呼ばれる設備です。

鉄砲狭間
矢狭間

矢狭間の一つから写真を撮ってみました。門を抜けてきた軍勢を攻撃するという意図がはっきり分かります。

天守閣へ向かう途中でも天守閣の中でも、城を守るための設備や仕掛けを多数見ることができました。

外観の美しさとはまた違う、要塞としてのお城の凄さが印象に残りました。

三つ目は、絢爛な歴史を垣間見ることができるところ。どのお城にも歴史の一端を担ってきた過去がありますが、姫路城の歴史にも重鎮が現れ、歴史が紡いでいかれました。

姫路城の主要な出来事

創建:姫路城は、1580年に戦国時代の武将・黒田長政によって築城。元々は中世の城郭があった場所に、黒田長政によって現在の城が建てられた。

築城と改修::築城当初は比較的小規模だったが、後に織田信長の家臣である黒田長政や、その子孫である福島正則によって大規模な改修が行われ、現在のような壮大な姿になった。

利用された時期::姫路城は、戦国時代から江戸時代にかけて、黒田氏、福島氏、および池田氏などの武将家によって管理される。戦闘で使われることはあまりなく、主に政治的・行政的な拠点として機能していた。

近代以降:幕末の動乱期や明治時代には、姫路城は廃城となる危機に瀕したが、1873年(明治6年)存城が決定、1931年には、国宝に指定。1993年には、日本発の世界文化遺産に登録される。

私の中でですが、姫路城とそこへ入城した歴史人のエピソードで印象に残る人物がいます。

その人物は千姫。

徳川四天王の一人の本多忠勝。その孫の忠刻(ただとき)と結婚した千姫は、本多忠政(忠刻の父で忠勝の息子)が姫路城の城主となり入城する際に、忠刻と共に入城しました。

その千姫のお話が、ガイドブックにあったので転載します。

千姫物語

徳川家康の孫娘千姫は、7歳で大阪城の豊臣秀頼のもとへ輿入れしました。しかし、秀吉死去の後、大坂夏の陣で夫・秀頼は自害し、豊臣家は滅亡。千姫は燃えさかる炎の中から助け出されました。江戸城へ帰る道中、警護にあたっていた本多忠政の息子・忠刻と再婚。千姫20歳、忠刻21歳。千姫の化粧料(持参金)10万石で、姫路城三の丸には武蔵野御殿と呼ばれる千姫の屋敷が建てられたといわれ、城内の池泉回遊式庭園や高砂沖に船を浮かべ、仲良く連歌を楽しんだとの話も。勝姫と幸千代の一男一女にも恵まれ、「千姫は、夫・忠刻と暮らした姫路城での生活(10年間)が生涯で一番幸せだった」と今でも語られています。しかし、長男・幸千代が3歳のとき病で亡くなり、5年後には夫・忠刻も31歳の若さで病に倒れます。江戸へ帰った千姫は、髪をおろして「天樹院(てんじゅいん)」と号し、夫や息子を思いながら竹橋御殿で余生を送り、70年の生涯を閉じました。

姫路城ガイドブックより

千姫の化粧料(持参金)は10万石。現在の価値にすると100億円とも言われています。

多額の持参金を持ち、大きなお屋敷に住まい、夫婦仲も良く1男1女に恵まれて…と、ここだけ切り取るとこの上なく幸せに思えます。しかし、最初の夫を大坂夏の陣で失い、再婚した夫との間に生まれた長男は、わずか3歳の時に病死。再婚した夫も31歳で(千姫が30歳の時に)亡くなります。

その後、千姫は長女の勝姫と一緒に江戸に帰りますが、ほどなくして勝姫は鳥取藩主・池田光政の元に嫁ぐことに。遠い地に11歳の娘を嫁がせ、一人になってしまった千姫はどのような思いでいたでしょう。

姫路城で暮らした時の幸せな思い出を支えとして、波乱の人生を生きていたのではと推察しています。

ここからは、写真多めで姫路城のご紹介をしていきたいと思います。

◇姫路城情報

入城料大人1,000円、小・中・高校生300円
開城時間9:00~16:00(閉門は17:00) *夏季は1時間延長
休城日12月29日、30日
所在地・TEL姫路市本町68番地
☎079-285-1146(姫路城管理事務所)
公式HP姫路城公式サイト:トップページ (himeji.lg.jp)
NAVY

お隣にある日本庭園の好古園の入場料とのセット券もあります!

姫路城の入口です。ここからでも姫路城が見えます。

お堀も大きいです。橋を渡り、大手門をくぐっていざ入城!

まず入ってすぐに広い公園(三の丸広場)があります。右手に行くと「姫路市立動物園」がありますが、姫路城見学の人は左に行きます。

通路にあるベンチでは、見学を終えた観光客が休憩していましたが、外国人の方が多かったです。さすが世界遺産ですね。

入城券の売り場では、有人の売り場の他に自動販売機もありました。平日のためか、チケットもすぐ購入できました。

NAVY

好古園とセットになった券は+50円(大人)です。急ぎでなければ好古園もおすすめですよ

改札を通ってから、まず菱の門に向かいます。大きくて堂々とした門構えです。

菱の門

菱の門を抜けると、すぐ右手に姫路城が見えます。私はここからのアングルが素敵だなと思いました。

天守閣までは、12の門があります。ここは「にノ門」。中はだんだんと高さが低くなり(というか、地面が上がっている?)背の高い人は頭がつきそうです。

武器を持った大勢の軍勢が一挙に通り抜けることはできません。

にノ門

次の「ほノ門」も頭上注意です。その上階段も急こう配。頭にも足元にも注意が必要です。

ほノ門

いくつもの門を抜けて、やっと天守閣の入口まで到達しました。

入るとそこは1階ではなく、地階です。

姫路城は、地下1階と地上6階の7階構成になっています。

各階に案内板があるので、分かりやすいですね。

各階を1周しながら、どんどん上層階へと進みます。他のお城で「これ本当に階段?はしごじゃない??」というくらいの狭くて急こう配な階段を体験していたので、少し警戒していましたが、姫路城の階段は広くて安心して登れる階段でした。

武器の展示もありました。実際に触って持ち上げることもできるというレアな体験。もちろん危なくないように、取り出すことはできないようになっています。試しに持ち上げてみましたが、刀も火縄銃も結構重かったです。

火縄銃

3階では、西大柱と東大柱を見ることができます。巨大です。

東大柱

高窓。煙を出すためにある窓で、高い位置にあります。(どうやって開け閉めをしたんでしょうか?棒かな??)

高窓

登りながら見る外の景色。こちらは西の方向。千姫のために作られたという化粧櫓も見えます。

西の丸

大天守には、ちいさな神社がありました。姫路城の守り神「長壁神社」です。

長壁神社

最上階からの景色は、壮観ですね。しゃちほこも撮れました。

ちょっと分かりにくいかも知れませんが、ここは「武者隠し」と言って身を隠しておくスペースです。天守閣まで敵襲があった時の備えですね。

武者隠し

ここは武器を掛けておく場所になります。「武具掛け」

武具掛け

昭和の大修理の際に作られた1/20の構造模型も展示されていました。昭和の大修理の説明があり、他にも姫路城で使われているさまざまな瓦の展示がありました。

構造模型

姫路市街のジオラマも展示されています。

天守閣の内部の見学はここまでです。

この後は、外へでて備前丸(本丸)から大天守を見上げます。

大天守の圧倒的な大きさを感じました。絶好の写真スポットでもあり、自分自身と大天守を一緒に写真におさめている方が多かったです。

怪談話で有名な「播州皿屋敷」の伝説の井戸「お菊井戸」だそうです。

結構深さがありました。中では投げ入れられた硬貨がキラキラ光っていました。

お菊井戸

明治、昭和、平成のしゃちほこの展示もありました。地上で見る機会はあまりなく、さらに比べて見られる機会はなかなかないです。それぞれの時代で、デザインが結構変わっていますね。

それぞれの時代のしゃちほこ

姫路城の外ですが、和船の乗船体験もやっていました。こちらも非日常体験で楽しい思い出になりそうです。

参考までに、いただいたチラシも掲載しますね。

2023年のものです

番外編:9つの日本庭園が楽しめる好古園

姫路城のすぐ西隣の武家屋敷があった場所に「好古園」という日本庭園が楽しめる施設があります。

正確な入場者の割合は分かりませんが、(私の個人的な体感で)姫路城の見学者の2割程度。程よく空いているので、のんびりできる場所です。

歩き詰めだった姫路城見学の後、こちらの好古園にお邪魔しました。

屋根のあるお屋敷の中から、のんびりと日本庭園を眺めながら休憩。とても心地のいい時間を過ごせました。

◇好古園情報

入園料大人310円、小、中、高校生150円
*姫路城とのセット券は、大人1050円、小・中・高校生 360円
開園時間9:00~17:00(入園は16:30まで)
休園日12月29日、30日
所在地・TEL姫路市本町68番地
☎079-289-4120(好古園管理事務所)

最初の門を通り、まずは御屋敷の庭からスタート。

お庭は全部で9つ。入口には案内板があるので、見どころもよく分かります。

映画の撮影でも使われている「渡り廊下」は、左右の景色の中にとても映える場所です。みなさん心地がいいのか、なかなか先へ進まないですね…

ここで秋の紅葉を見たら最高じゃないかと思います。

池にはたくさんの鯉がのんびり泳いでいます。

石灯籠も風情があります。

潮音斎では作品の展示もされていました。こちらでは、庭の池を見ながらのんびり休憩ができました。

奥に小さな滝も見えます

鯉は、バケツを叩く音(か振動?)でエサの時間が分かるらしく、一斉に集合してきます。

さっき見た時は、優雅に泳いでいるなと思っていましたが、エサの時間は奪い合いでした…

好古園では、たくさんの花も咲いていました。

種類の違う竹が生い茂っているお庭もありました。竹も清々しくていいですね。

竹の庭

風情がある景色がいっぱいで、写真もたくさん撮りました。

映画「るろうに剣心」の撮影がされた場所もあります。

築地塀

江戸時代にトリップしたような景色がそこかしこで見られるので、ドラマや映画の撮影もたくさんおこなわれているようです。

公式のHPには、ロケ地マップも掲載されています。チェックしながら見学するのも楽しそうですね。

姫路城西御屋敷跡庭園 好古園公式HP ロケ地マップ

好古園を整備した時の様子などが分かる展示もありました。

姫路城に来るまでは、好古園の存在を知らなかったのですが、美しい日本庭園や武家屋敷の風情を堪能できるとても穏やかな場所でした。

庭を眺めながら、食事やお抹茶で優雅な時間を過ごすこともできます。

違う季節にもまた行ってみたいと思いました。

番外編(グルメ):アーモンドトーストが人気のカフェ・ド・ムッシュ

カフェ・ド・ムッシュ

テレビで放送されたのを見て気になっていたアーモンドトースト。姫路に行くならここも行きたいと思い、姫路城に行く前にお邪魔してきました。

モーニングの時間帯でしたが、店の前の駐車場(第一駐車場)はすでにいっぱいで、第二駐車場に車を停めました。

ちなみに駐車場は、第三駐車場まであります。

店内は地元のお客さんでにぎわっていました。スタッフの方と気軽に話をされていて、地元の方から愛されているのがよく分かります。

アーモンドトーストが食べたいと何気なく思っていただけで、メニューについてはよく知らないまま伺ったのですが、モーニングだけでもたくさんの種類がありました。

魅力的なメニューで結構迷ったのですが、ここはやっぱりアーモンドトースト。

さらに、サンドウィッチやサラダ、オムレツなどもついている「キャンディ」を選びました。

お皿からはみ出ている様子で、量も結構多いです。私が思っている「モーニング」の概念をサクッと超えています。

アーモンドトーストを手に取ったら、下にはポテトサラダが出てきました!

主人にも手伝ってもらったのですが、とてもお腹いっぱいになり、次の食事は夕飯になりました(笑)

この日は姫路城観光の予定があったので、ランチは時間的に無理だったのですが、次回はランチタイムにお邪魔したいですね。

ランチやセットメニューもとても多いです。(しかもどれも食べたいものばかり)

カフェ・ド・ムッシュさんに行かれる方は、まず公式HPでメニューの前情報を入れてからがいいと思います。

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NAVY

伺ったのは姫路店です。他に網干店、FC新在家店があります。

アーモンドバターは、店頭での販売の他、ネット販売もしています。食べてみたいけどなかなか現地まで行けないという方は、ネットでお取り寄せするのもいいかも知れません。

お手製のPOPが可愛い

最後に

姫路城、やっと行ってきました。

スケールが桁違いに大きいお城でした。たぶん見逃しているスポットもたくさんあると思うので、またぜひ訪れたいと思います。

春の桜や秋の紅葉の季節の景観も見事でしょう。どこをとっても本当に絵になる美しいお城でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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