ゴールデンウィークに先立ってVISONに行ってきました。
VISONと言うのは、2021年7月にオープンした日本最大級の商業リゾート施設で、三重県多気郡多気町にあります。
高速道路からも見えるところに位置しており、建設途中も見かけていたので、オープンした時はすぐにでも行ってみたかった場所でした。
オープンは、3段階。最初が2021年4月、第2期が6月、そして7月にフルオープンしました。
ただ、その頃はコロナの感染者数も増え続ける一方で、全然ピークが見える気配もなく行くの断念。
その後も、コロナの様子・天候・寒さなど色々な理由でずっと見送り続けていましたが、今やっと「行ってもいいかな」と思える環境になってきました。
初めての所に行く時は、私は、行った方の感想や口コミを前もって調べるのですが、VISONに対する口コミで気になるもの(結構辛辣なもの)がいくつか・・・。
悪い口コミを目にして、少し行くことをためらう気持ちも出たのですが、ずっと気になっていた施設なので行ってきました。
そして実際に行ってみて、『悪い口コミには納得した上で、楽しかったのでまた行きたい』と思ったのが正直な感想です。
本記事が、VISONが気になっている方や、これからVISONに行こうかと本格的に計画中の方の参考の一つになれば嬉しいです。
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VISONとはこんな施設
東京ドーム24個分の広大な敷地に、店舗数約70店。
ホテルや薬草湯、産直市場や体験型店舗などさまざまな施設・設備があり、買い物やワークショップ、リラクゼーションなど楽しめるスポットが満載。
今までに見た大型の商業施設(イオンやららぽーと、IKEA、三井アウトレット)などとは、一味違った独特な雰囲気。初めての空気感で、刺激がいっぱいの場所でした。
外を歩くことや、お店でも『屋外』を感じることが多く、自然と一体化しているように思います。
山林を開拓して造ったため高低差があり、その場所ごとで見える景色や印象が変わります。
ホテルヴィソンも、一瞬、ホテルとは分からないような外観で、ホテル横の屋外エスカレーターから少し見えた印象からですが、とてもスタイリッシュでおしゃれな感じでした。
ホテルに泊まったら、夜に、すぐ近くのサンセバスチャン通りのバルでピンチョスを楽しめそう。ちょっと遠くなりますが、マルシェヴィソンで海鮮やお肉のBBQを堪能するのもいいなと思いました。バーベキューセットは有料で借りられるので、手ぶらで大丈夫。ランタンも借りられるみたいで、たくさん並べて置いてありました。夜にランタンを置いてBBQもいいなぁ・・・と、勝手に想像が膨らんでいきます。
ホテルからも、BBQをしている人たちのランタンの明かりが遠くの方でポツポツ光っているのが見えて、それもまた楽しいのかなと思いました。
主なエリアの紹介
マルシェヴィソン
マルシェとは『市場』のこと。このエリアには3つのカテゴリーの市場とテントのスペースで産直イベント、そしてバーベキューができる屋外の設備があります。
マルシェヴィソン 3つの市場
- 水産市場
- 畜産市場
- 農産市場
マルシェは、どちらかと言うと お土産を買うというよりは、新鮮な食材や三重県オリジナルの食材の買い物をする所でしょうか。
裏手に冷蔵のコインロッカーがあるので、先に買い物をしてコインロッカーに預けておくこともできます。
食べたいものを買って、店舗の近くのオープンスペースで食べたり、お店のカウンターでつまんだりと、食べ歩きにぴったりな場所です。
VISONは、美味しそうなお店がたくさんあり、どこで何を食べるのか結構迷います。
まず最初に、1ヵ所のお店でしっかり食べるか、少しずつつまんで食べ歩きをするかを決めようとしたのですが、スタートがマルシェヴィソンだったので、半自動的に『食べ歩きコース』になりました。
スウィーツヴィレッジ
カカオの栽培研究が行われているカカオハウス、開催時期であればいちご狩りが楽しめるいちごハウス。
そして辻口博啓シェフが監修を行っているチョコレート・ケーキ・カフェのお店とお隣にベーカリーカフェがあります。
スイーツ好きにはたまらないエリアです。
一通りまわった後で、Confiture H でお茶する予定だったですが、午前中のゆったりした店内とは対照的にとても混雑していて、断念しました。
ケーキはテイクアウトにして、家に帰ってからいただきましたが、とても美味しかったです。
アトリエヴィソン
アトリエヴィソンは、陶芸家の内田鋼一氏プロデュースの、調理道具の文化を発信するエリアです。
世界各国の食文化に関連した調理器具を展示するミュージアム、ショップ、陶芸工房などがあります。
また、エリア内には、三重県初出店となる猿田彦珈琲 伊勢国 多気店があり、広くゆったりとスペースで美味しいコーヒーをいただけます。
和ヴィソン
昆布、かつおだし、しょうゆ、味噌などの日本の食材の専門店が集まったエリア。
3つの広場で構成され、食事ができる施設が一番多いエリアです。
和ヴィソンの3つの広場
食祭広場
旨味広場
蔵前広場
このエリアでは、世界に誇る”和食の魅力”が堪能できます。食べたいものが満載でとても迷うエリアになるかと思います。
一つ一つのお店を眺めつつ歩いて、足を止めた所はお醤油にまつわる商品や食事を出している「伊勢醤油本舗」さん。
こちらで、伊勢うどんと春巻きのセットをいただきました。
伊勢うどんは、讃岐うどんとは真逆の「コシのない柔らかいうどん」。濃厚なたまり醤油を使うので色が濃く、見た目で敬遠されることもありますが、柔らかく優しい味です。
久しぶりに食べましたが、美味しかったです。
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ひときわ混んでいるなと感じたお店は、下記の3店でした。
無添加商店 尾粂 さん
削節本舗 伊勢和 さん
蕎麦 伊勢 翁 さん
食祭広場にはひときわ大きなドーム状の建物があるのですが、中はフードコートのようになっていて、周囲を囲むお店で食べたいものを購入して、中央のエリアで食べることができます。
サンセバスチャン通り
スペインのサンセバスチャン市と多気町は「美食を通じた友好の証」を締結しているそうです。こちらのエリア、サンセバスチャン通りには、バル、ピンチョス、郷土料理のお店が並び、美食を楽しめる場所になっています。
食事の他にも、和菓子やプリン、カフェなどのスイーツを堪能できるお店、ファッションブランドやインテリア雑貨、ライフスタイルショップもある賑やかな通りです。
ここでは、マルコメ株式会社が運営するカフェ〈糀茶寮 Produced by魚沼醸造〉で マルガージェラートをいただきました。
ミルクたっぷりで美味しかったです。
そうそう、VISONに着いた時に、坂道をグイーンと登っていくモビリティを遠目に見かけて「あれは何?」と思ったのですが、サンセバスチャン通りに来て、そのモビリティを発見しました。
レンタルモビリティ
30分:1500円(税込)
45分:2000円(税込)
中学生以上、65歳未満(要身分証明書、18歳未満は保護者のサイン)
本草&ホテルヴィソン
温浴施設がある本草エリアとホテルヴィソン。サンセバスチャン通りの方からは、屋外のエスカレーターを使って行きます。自分で登ったら、結構キツそうな傾斜です。
VISONの中でも一番高い所にあり、とても眺めがいい場所でした。自然に囲まれ、本草湯などは、お風呂の中でもとても癒される場所になっているのではと思います。
ホテルヴィソンは、コンセプトが異なる3タイプから成っています。
テラスからの眺望が自慢のホテル棟
露天風呂付のヴィラ棟
サンセバスチャン通りのお店と融合したカジュアルな雰囲気の旅籠(はたご)
自然の中にできたホテルで、遠くの山々の景色や満天の星空を堪能してみたいなと思いました。
木育
木育は、VISONの中でも端の方にある割と小さ目のエリアで、多気ヴィソンスマートICから訪れた場合に一番最初に出会う場所になります。
木と森の体験施設には、ワークショップやアクティビティ、キッズプレイグラウンドがあり、小さなお子様連れの方が行かれるのには最適です。
気軽に楽しめる体験プログラム(レギュラー)やホンモノの木工家による特別な体験プログラム(プレミアム)などもあり、木にちなんた楽しい体験ができます。
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ただ、ロケーション的な理由から、私は気づかずスルーしてしまいました。
エリア的にも小さいため、私と同じようにスルーしてしまう人も多いのではと思います。そんなことから、もしかしたら、人も少な目の落ち着いた穴場になるかも知れないですね。
近々開催の体験イベント
森のねんどの街づくり(kiond ワークルーム)
開催日時:2022年4月23日(土)、5月3日(火)
①10:30~12:30/②14:00~16:00
定員:20名/回
参加費:2,500円(税込)/1作品
キノパーク(プレイグラウンド)は、改装工事を4月25日(月)~28日(木)の期間に行います。改装工事期間中は、お休みになるのでご注意ください。
農園
農園のエリアは、VISONのメインエリアから少し離れた場所に位置しています。
敷地約9000㎡の中にオーガニック農園、農園レストラン、ペットホテル、ドッグランなどがあります。
そして、2022年4月29日(金・祝)には、バギーパークがオープンの予定。
ますます自然を学び、自然の中で楽しめる場所になりそうです。
ホワイトハウスヴィレッジ・バギーパーク
【場所】VISON内「農園エリア」
【営業時間】10:00~17:00
【料金】バギー1台 4,800円※最大2名乗車可能。1名でも2名でも金額は変わりません。
【利用方法】当日受付、もしくはVISONのHPから事前申込可能。(申込フォーム準備中)
【注意事項】
・小学生以上、身長120cm以上が乗車可能。
・運転するのは免許証保持者のみ。~伊勢志摩経済新聞より引用
三重・多気町「VISON[ヴィソン]」農園エリアに4/29(金・祝)バギーパークがオープン https://t.co/U1MliGAZWq pic.twitter.com/ceZMKhYUZ7
— TRAICY NEWS (@traicynews) April 22, 2022
以上がエリアの紹介でした。
VISONのショップ一覧はこちらになります▽
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VISONについて、もっと詳しく知りたいかたは、公式ホームページをご覧ください ▽
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VISONの悪い口コミ
VISONに対しての悪い・残念な口コミをまとめると、下記のようになります。
- 広い敷地でかなり歩くにもかかわらず、砂利道や段差が多く、ベビーカーや身体的にハンデがある人には不向き
- 悪天候時(雨、風、暑い時期、寒い時期)は非常に大変
- 日が暮れると暗くて足元が危険
- 案内看板が少なすぎる
- 商品や食事の値段設定が高め
- 駐車料金の精算が分かりにくい。駐車場の照明が不十分
新規に開発した広大な敷地で、高低差もあります。砂利道や階段が多く、ベビーカーを吊り上げて階段を登っている方も何人か見かけて、大変そうだなと思いました。
お年寄りで足腰が弱っている方や車いすの方を同伴していたら、「もっとバリアフリーに配慮があったら」と、もどかしくなるかも知れません。
また、屋外に出ることが多いので、天候にも注意が要ります。
暗くなると足元が危ないということ、案内が少ないということも、先の「バリアフリーに配慮を」という話と通じるところがあると思います。
こういう口コミがあるということを受け止めて、改善していただければいいなと思うのですが・・・
商品や食事の値段設定が高めという点も、確かにそう感じました。ただ、高くて普段ならちょっと入らないような価格帯のお店でも、観光に来てそこでしか体験できない味やサービスに納得をしたら、悪い評価にはならないかとも思います。美味しいものを食べて、良かったという感想も多数あるので。
正直な感想を言うと、「もう少し、安いお店もあればいいのに」です。
それから、駐車場のシステムについて。
これは、前もって口コミを見ていたので困ることはなかったのですが、知らなかったら面倒なことになったかも知れません。
よくあるゲート式ではなく、VISONでは、カメラで車両のナンバープレートを撮影してデジタルに管理をする『スマートパーク』というシステムを導入しています。
スマートパークの特徴と精算の流れ
- 駐車券の発行は無し
- 自分の車を出庫する前に、精算機で精算する(駐車券ではなく、車のナンバー入力で駐車料金が確定される)
- 無料券はここで使用(前もって発行してもらっておくことが必要です)
- 精算が終わったら、15分以内に出庫する
このシステムだと、ゲートが無いので未払いのまま帰ってしまうことも可能になりますが、後で払わないといけなくなるので、精算はきちんと行うことが必要です。
まだ、このシステムも世間的にはまだ定着していないようで、勝手がよく分からず精算するのに時間がかかっている方を多数見かけました。
大勢の人が帰る時間帯になると、精算機のところでまず渋滞が起こるのでは?と思います。
それから、駐車場の無料券についても情報不足で、「無料券をもらえるだけの金額の利用をしたのに、料金を払うことになった」「駐車券のことについて、お店の人が確認をしてくれなかった」と悪い評価になっている口コミも見かけました。
駐車料金:1時間200円(24時間最大1,000円)
合計2,000円以上の利用で3時間、3,000円以上の利用で6時間無料になります。
無料券は、合計2,000円(または3,000円)のレシートを出すと、お店のレジで発行してもらえます。
タイミングや声掛けの関係で、この無料券をもらえず、悪い口コミつながっているケースが見受けられました。
- そのことを知らずに無料券をもらわずに精算機まで行って、もうお店の方まで戻るのが大変だからと料金を払った
- お店の人が、駐車券についての確認をしてくれなかった
そう言った理由で、評価が下がっているようです。
従来のゲート式の駐車場がある商業施設では、「駐車券はありますか?」と聞いてくれるパターンが多いので、余計に不親切に思えるのではないでしょうか。
車で訪れる観光客がかなり多いので、駐車料金の精算の仕方をもっとアナウンスする必要があるように思います。
VISON内をめぐってみての感想
今回の行動はこんな感じでした。
- VISONへ到着、マルシェヴィソン裏手にあるP2へ駐車(P1はスルーし、ぐるっと周ってP2に停めました)
- マルシェヴィソン → スウィーツヴィレッジ → アトリエヴィソン → 和ヴィソン → サンセバスチャン通り → 本草 の順で訪問
- マルシェヴィソンで買い物(野菜)をして、車に置いておく
- 食べ歩きをしつつ、各エリアを周る
どこのエリアから周るか・何をしたいかで、車の駐車場所なども変わると思うのですが、今回の周り方ならP2駐車場に停めたことは正解だったと思います。
先に買い物をして、車に置きに行くのにも近かったので。
それから、反省点や、こうしたらいいかと思う点も少し。
- クーラーボックスを持って行けば良かった
- 荷物はできるだけ軽めに
- かなり外を歩くので、歩きやすい靴と日焼け対策が必須
- 自動販売機がない(もしかしたらあるかも知れないですが)ので、飲み物は用意していくか、マルシェヴィソンで買う
- 無料駐車券は、条件を満たした時点で発行してもらう
一番先にマルシェヴィソンで買い物をしたのですが、車に置いておくことを考えると、クーラーボックスを用意して行けば良かったなと思いました。冷蔵保存ができるコインロッカーもありますが、数がそんなに多くないのと、買い物をした後すぐに車に置いておけば後でピックアップする必要もないですよね。
あと、エリアを色々と周ろうとすると、高低差のあるところや砂利のところを結構歩くので、その対策が必要かなと思いました。
歩いていると喉が渇くのですが、自販機などがなく、お店に入ってとなると結構高くついてしまいます。マルシェヴィソンで売っている飲み物(冷やしてあってすぐ飲める物もある)がお手頃かなと思います。
それから駐車場の無料券ですが、使う金額や滞在時間を考えた上で、条件を満たした時点で発行してもらっておくと安心です。
例えば、「このお店で買い物をしたら、いままでの買い物と合算して3,000円以上になる」とします。そこでの支払いの時に、今までのレシートも出して無料券の発行もお願いしておくと、スムーズに入手できます。
車に戻ってから、「あ~~~無料券もらって来てない」というような事態が避けられます☆
最後に
前に書いた記事で、やれたらいいなと思うことの一つに「VISONへ行く」を挙げていました。
やれたらいいなというくらいのやんわりとした目標でも、少しずつ達成できていると嬉しいものです。
まだ未達の目標もありますが、変更や追加をしつつ、これからも楽しんでいきたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
緑が多く、行楽のシーズンになってきました。
日帰りでちょっと足を延ばすのもイイですし、泊まりの旅行プランをしっかり考えてみるのもアリですね♪
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