実家の片づけの際に、父が蒐集をしていた記念硬貨が出て来ました。「お宝かも!」と気持ちが弾んだのですが、査定していただいた結果、プレミアムがついた硬貨はありませんでした。
プレミアムが付かなかったことは残念ですが、記念硬貨も硬貨であることに変わりはなく、額面通りの価値になります。
断捨離をしているところでもあるので、記念硬貨も換金して手放そうと思いました。
手続き先は近くの郵便局(ゆうちょ銀行)。手順はとても簡単なものです。
もしかしたら、同じようにやってみたい方、初めてやることに不安がある方もいるのではないかと思い、記念硬貨の入金方法を記事にしてみました。
本記事が何かの参考になれば嬉しいです。
出張費もキャンセル料も無料!
→→古銭買取ならバイセル記念硬貨について
記念硬貨とは、行事の際に記念に発行される硬貨です。具体的にはオリンピック開催、天皇の即位や在位〇周年などのように、国家的な出来事を記念して発行される貨幣を指します。
希少価値や人気の度合いで、額面の金額以上になる(プレミアムがつく)ものもあります。
その歴史は意外と浅く、初めて記念硬貨が発行されたのは、1964年(東京オリンピック記念)です。
私の父も東京オリンピックをはじめ、何十種類かの記念硬貨を持っていましたが、買取業者の方に見てもらったところ(前述もしましたが)プレミアムがつく硬貨はありませんでした。
インターネットで検索しても、ある程度プレミアムがつく記念硬貨は分かりますが、正確に知りたい場合はやはりプロに見てもらうのがいいかと思います
私は、他に査定して欲しいものと一緒に、バイセルさんを含め3つの業者さんに見てもらいました。
こちらの記事の中でも触れていますが、価値が分かったことで気持ちがスッキリし、次の行動へ向けて切り替えて動くことができます。
何もしなければ何も変わらないので、価値があるかもと迷うようなら、出張査定や店舗に持ち込んで査定をしてもらうといいのではないでしょうか。
出張買取・店舗買取・お店の一角を借りて行っていた査定などで色々査定をしてもらいましたが、その経験から言うと「案ずるより産むが易し」でした。
→→古銭買取ならバイセルゆうちょ銀行での入金手続き
記念硬貨を額面の金額通りで換金をする場合は、次の二通りの方法があります。
- ゆうちょ銀行へ、入金する(窓口)
- 銀行で両替をする(窓口)
ゆうちょ銀行では両替は行っておらず、口座への入金の手続きをすることになります。
私は、郵便局(ゆうちょ銀行)で手続きをしたので、その手順を説明したいと思います。
用意するものと下準備
<用意する物>
・記念硬貨
・貯金通帳
・入金票
<下準備>
・硬貨の総額を計算する
・硬貨の枚数を数える
まず下準備ですが、家で落ち着いてやっておく方がいいと思います。
入金票の記入もできれば、家で書いておく方が手間が省けていいですが、硬貨の総額をメモしておいて、現地で記入しても大丈夫です。
硬貨の枚数は、51枚以上になると手数料がかかります。
2024年4月1日より手数料がかかるのは101枚以上からになりました。
詳しくはゆうちょ銀行のHPをご覧ください。
例えば、持って行った記念硬貨が101枚ある場合、100枚を入金でとお願いしても、提出した時点で101枚あったら550円の手数料がかかってしまいます。
無料での入金にしたい場合は、100枚以下にしないといけません。
くれぐれも気を付けてね!
<ゆうちょ銀行:硬貨預入れ手数料>*窓口での手続きの場合
硬貨の枚数 | 手数料(税込) |
1~100枚 | 無料 |
101~500枚 | 550円 |
501~1,000枚 | 1,100円 |
1,001枚~ | 500枚ごとに550円加算 |
郵便局で提出するものは、記念硬貨と貯金通帳、入金票の3点になります。
最初に行った時は、記念硬貨を「カルトンの上にザザッと出して下さい」と言われてそうしましたが、2回目以降は同じ金種を揃えて出すようにしました。
必須ではないですが、待ち時間が違ったので2回目以降からはそのようにしています
硬貨の枚数が無料の範囲を超えなければ、手数料を求められることもなく、金額が通帳に印字されて戻されます。
結構簡単なんだね
手順は難しいことはないので、簡単にできると思います
あと、注意事項が少しあるので、読んでおいていただければと思います。
手数料や入金時の注意事項
・硬貨枚数算定後にキャンセルや変更を希望する場合も、手数料はかかります
・同時に複数件手続きする場合は、硬貨の枚数を合算して料金を判定します
・手数料は現金での支払いになります
・繁忙状況により、大量の持ち込みは断られることがあります
銀行での取り扱い
私は利用しませんでしたが、銀行では記念硬貨の両替ができます。もちろん預金の手続きも可能です。
手数料は、50枚まで無料の郵便局(ゆうちょ銀行)とは違い、100枚まで無料の所が多数です。
*郵便局も100枚までの預け入れは無料になりました。(2024年4月1日改定)
換金したい硬貨が100枚近くの場合や、預入ではなく両替がいい場合などは、銀行窓口で手続きしてもらう方がいいでしょう。
ATMは使えないの?
記念硬貨の中にはATMで使えるものもありますが、使えないものを入れてしまうと故障などトラブルの原因にもなってしまうので、窓口へもって行く方が安心です。
ATMで使える記念硬貨
平成12年以降に発行されていて、地方自治60年記念硬貨以外のもの
最後に
「額面通りの価値がありますよ」と言われても、記念硬貨をお買い物の時に出すのはちょっと躊躇しますよね?(というか出せないと思っている人が大多数だと思います。)
普段使っている硬貨より立派な感じで、『お宝』感もあるというか・・・
もしかしたら、後々プレミアムが付くものも出て来るかもと少し思ったり。
でも、今年1月の郵便局ATMでの小銭入金有料化のように、世の中『手数料がかかる』範囲が増えていくのではないでしょうか。
そうなると、実質の価値が下がることになってしまいます。
今のうちに換金してスッキリしようと、今回の手続きを行いました。
余談ですが、初回は勝手が分からず時間がかかってしまいました。
入金票には、自分で総額を計算して金額を記入しなければいけません。なのに「ATMのような機械があって、記念硬貨をそこに入れれば自動で枚数と総額が分かるのでは」と勝手に思い込んでいて、窓口の人に言われてから慌てて総額を計算することになってしまいました。
硬貨の枚数は、50枚までは無料ということは知っていて、50枚にしたつもりです。ただ、「カウントしてもらって、もし超えていたら後で減らせばいいや」と内心思っていました。
「数えた時点で50枚を超えていると手数料がかかりますが、大丈夫ですか?」と念を押されて、自分の思い込みに気が付きました。
私のようなこんな勝手な思い込みをする人は少ないかも知れませんが、もしかしたらいるかも知れないと思い、一応注意喚起にとお話しをさせていただきました。
まず、記念硬貨の現在の価値を確認する
手数料無料で換金したい場合は、それぞれの無料範囲になる枚数で、郵便局の窓口での手続き(貯金通帳へ入金)、または銀行窓口での手続き(両替・預金)を行う
記念硬貨の現在の価値を知るには、やはりプロに見てもらうのが確実です。
実家の片づけで記念硬貨や古銭が出てきて、その価値がよく分からない場合は、買取業者へ一度査定の依頼をしてみることをおすすめします。
→→古銭買取ならバイセル最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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