GWや夏休みなどのまとまった休みにやりたいことが、『部屋の片づけ』や『断捨離』という方もみえるのではと思います。
片付けると必ず出る不用品、これをどうしようか迷ったりしませんか?
譲る相手がいるとか、スッパリ捨てるなど行先が決まっていれば話も早いのですが、「捨てるのはもったいなよね?」とか「少しでも売れないかな?」と迷いだすと、本来の片づけも滞りがちになってしまいます。
私自身も迷いながら色々な手段を試しました。
やったことがあるのは、
- フリマアプリを使って売却(メルカリ、ラクマ)
- 出張買取(バイセル、ジョイラボ他)
- 店舗買取(BOOKOFF、OFFHOUSE他)などです。
この中で、お酒の買取りをジョイラボさんでやっていただいた時のことは記事にもしています。
今回は、フリマアプリのメルカリと、出張での買取りも行っているバイセルについて、体験を通しての感想を記事にしたいと思います。
口コミの一つとして、片付けの参考になれば嬉しいです。
ブランド品買取ならバイセルフリマアプリ/メルカリで出品
フリマアプリでの出品は、メルカリとラクマを利用したことがあります。
取引についての流れは似ていますが、細かい所での違いはあり、使い分けるのも面倒なので、今はメルカリのみの利用になっています。
フリマアプリはメルカリだけではないですが、便宜上、以降はフリマアプリ=メルカリで説明させていただきます。
メルカリについては、取引の流れから説明するととても長くなるので、取引の流れは割愛しますね。
メルカリは、関連記事があります
メルカリを利用するメリット・デメリット
メリット
- 色々なものが出品できる
- 自分のペースで出品できる
- 価格を自由に自分で設定できる
- 相場より高く売れる可能性がある
- 自分のペースで出品できる
メルカリでは、「こんな物まで売ってるの?」とびっくりすることがあるくらい、多種多様な出品物があります。
出品を禁止されているものもあるので確認は必要ですが、店舗や出張査定で買ってもらえないものでも、メルカリでは売れる可能性があります。
プロの査定では「価値なし」と判断される物でも、欲しいと思う人がいれば売れるのです。ノーブランドの商品、貰い物のノベルティグッズなど、査定では「価値なし」やかなり低い価格になるような物は、メルカリで出品した方が高く売れる可能性があります。
そしてその価格ですが、自分で値付けをするので、設定も変更も自由。出品も自分のペースで行うことができます。
デメリット
- 個人間の取引なので、トラブルになる可能性がある
- 現金化に時間がかかる
- 考えなくてはいけないことが多い
- 作業が多い
個人と個人の取引なので、お店での販売・購入よりどうしてもトラブルが起こりがちです。
また現金化についても、商品の発送や受け取りまでの時間もかかるので、出張買取や店舗買取に比べると遅くなってしまいます。
全て自分で行わないといけないので、自由な反面、考えないといけないこと・やることが多いです。
出品、取引連絡、梱包、発送…こなさないといけない作業がある上、それぞれにやり方(適切な方法)を考えないといけないので、慣れないととても面倒です。
実際にメルカリを使ってみての感想・体験談
具体的にあったことから、良かったこと、嫌だった(困惑した)ことを挙げてみますね。
良かったこと・嬉しかったこと
- 懸賞の当選品や雑誌の付録、ノベルティなどが売れた「買う人いないよね?」と思いつつダメ元で出品したものが、あっさり売れたことがあります。
- 壊れたコピー機が売れたコピー機を買い替えたため専用のインクカートリッジを出品したところ、コメントがあり、壊れたコピー機も欲しいとのことで売却しました。
- ゲーム機やゲームソフト、アニメのDVDなどが、店舗買取より高く売れた間に業者が入らないので、高く売れることが多いです。
- 取引相手からいい評価をもらえた取引後につけられる評価時のコメントで、相手が喜んでくれているのが分かると嬉しいです。
嫌だったこと・困惑したこと
メルカリをやっている人には、あるあるなケースも・・・
- びっくりするような値下げ要請こちらの出品価格からかなり下げた金額を提示して、「その金額なら即決します」と言ってくる。
- 値下げ要請をしておいての放置要請に応じて値下げしたにも関わらず、連絡が無くなる。
- 値下げ要請承諾後の取り置き依頼コメントの往復をして、値下げすることになった後で、「お金がないので、自分の商品が売れるまで待って欲しい」と、取り置きの依頼をされたこと。
- 商品を送った後で使い方の問い合わせ商品が手元にないので、聞かれても分からなくて困りました。
- 外国の方とのローマ字でのやりとりコメントがローマ字で内容も分かりにくく、質問や値下げ要請でコメントのやり取りが大変でした。出品を取り下げようかと思った時に購入されましたが、購入後のやり取りでも、できない発送方法を指定してきたりで、本当に困りました。
1と2のケースは、メルカリ出品をやっている人には「あるある」なケースだと思います。
出品の際の値付けについては、同等の商品の価格を調べた上で妥当な価格にしているつもりです。
送料や手数料も考慮して値段をつけているのですが、その金額から3割も4割も値引いた値段で交渉されると嫌な気持ちになりますし、対応するのも疲れてしまいます。
片付けることを優先し自分の利益を薄くして出した商品に対して、かなりの率の割引要請が来たり、妥当な範囲で値下げに応じたのにその後連絡が無くなるなど、気持ちが沈むやり取りもあります。
いつも気持ちのいい取引きになると思っている訳ではないですが、嫌な気持ちになることが続くと、メルカリを利用することまで嫌になってしまいそうです。
良いことも悪いこともありますが、メルカリのポイントは自分でやる部分が多いということ。
- 時間がない(出品準備・取引連絡・梱包・発送などを行う時間がない)
- 品物を保管しておく場所がない
- 人と取引するのが苦手
これらの理由などで、自分でやるということに高いハードルがある場合は、店舗買取や出張買取などの方がいいと思います。
メルカリについてポイントをおさえて解説してあるガイドブックも出ています ▽
出張買取/バイセルで査定を依頼
出張買取は、前述のジョイラボの他にも、実家の片づけで出たものの査定に来ていただいた業者もありますが、ここではバイセルに来ていただいた時の話をしたいと思います。
バイセルには、古銭の査定をお願いしました。
バイセルの出張買取の手続きの流れ
出張買取の手続きは、大まかにこのような感じです。
step
1出張査定の申し込み
電話あるいはメールにて、問い合わせをします
step
2電話にてスケジュールを調整
査定依頼の内容を確認された後、来ていただく日時を決めます
step
3担当の方の訪問・査定
担当者の訪問があり、説明の後、品物の査定をおこないます
step
4査定後に金額に納得ができれば、売買契約
査定が終わると金額の提示があります。その金額に納得ができれば、売買契約に移ります。もちろん売らない、あるいは一部だけ売るという選択も可能です。
step
5査定後のフォローコール
担当者が帰った後に、フォローコールが入ります。
実際の買取はこんな感じでした
まず出張買取の依頼をメールでしたところ、電話があり、査定に来ていただく日時の打ち合わせをしました。
<電話の内容>
- どのような品物がいくつあるか
- 電話は、買取査定を希望している本人かどうか
- 準備が必要なもの(本人確認書類)
- 訪問日時の調整
電話を受けた時は、出張買取の日にちを調整するのがメインかと思いましたが、日にちの他に査定する商品についていろいろと細かい質問がありました。
査定を希望する品物についての詳細、どのようなものがどれくらいあるか、その品物は誰の所有物かなど。
こちらが話した商品の他に査定を希望するもの(例えばブランド品、貴金属、カメラなど)はないかという質問もあり、古銭に加えて貴金属やカメラも見ていただくことになりました。
査定日に準備するものとしては、査定していただく品物の他に、本人確認書類が必要とのことでした。
<訪問日当日>
担当者の方から到着の前に連絡があり、その後 約束の時間に到着。
身分証明の提示の後、バイセルの会社の説明など担当者のお話が少しあり、査定開始。
品物をチェックしつつ、写真も撮って本社と連絡を取り合っていました。
査定希望の品物は、すべてテーブルの上に準備をしておいたので、次々に査定が行われます。
品物の査定を終えたところで、査定金額とその理由についてお話がありました。
結果は、古銭について買取できるものは少量で、記念硬貨についてはプレミアムが付くものは無く、色々と見てもらったのですが、他に値が付いたものは銀杯1点のみでした。
査定金額は全部で1,000円。
ネットで調べた時に価値がありそうと思っていた古銭があったのですが、査定してもらったところ、その当時に大量に出回ったレプリカだそうで、値段はつかず。
古銭の他にみてもらった真珠製品やカメラも値段がつくものは無し。
査定金額は、正直期待外れでしたが、金銭的な価値が明確になったことで気持ちはスッキリしました。
古銭はヤフオクやメルカリでも売る事ができますが、本物だと思って出品したものがレプリカだったら、トラブルになってしまうかも知れません。プロに見てもらって良かったと思いました。
査定の後、金額に納得したので契約の手続きを行いました。
売買契約の手続き
同意書への記入、本人書類の確認
クーリング・オフの説明
電話で本社の方と内容の確認
書類の控えの受け取り
買取金額の受け取り
担当者が帰られた後、フォローコール
担当の方がいる時にも、本社の方と内容の確認を電話でしますが、帰られた後にも電話(フォローコール)があります。
フォローコールというのは要するにヒアリングで、担当の方について対応に問題が無かったか、査定理由や査定金額に対して不満は無いか聞かれるといったものです。
担当の方の対応は丁寧で、査定の理由(買取りができない理由も)について詳しく説明があり納得もできたので、フォローコールにはそのように答えました。
出張買取のメリット・デメリット
メリット
- 不用品を梱包する・運ぶ手間がいらない
- 売れた場合、品物の搬出もおこなってもらえる
- 売却金をすぐに受け取ることができる
- 査定理由を聞くことができるので、査定に納得がいくことが多い
不用品が大量にある場合、梱包するのも運ぶのも手間になります。出張買取の場合は、その手間や交通費もかからない上、売れた場合は搬出の作業までおこなってもらえるので、とても助かります。
売却金もすぐに受け取れるのも大きなメリットです。
また対面なので査定理由をきちんと聞くことができ、不明な点はその場で質問して解消することができます。思うような希望の金額にならなかった場合でも、納得できると思います。(絶対ではないですが)
デメリット
- 査定の人にわざわざ来てもらうことで心理的に断りにくく感じる人もいる
- 査定に来てもらう日時を調整し、在宅しておく必要がある
- 自宅に人をあげるのが嫌な方には不向き
「査定の人にわざわざ来てもらったので断りにくい」という話はよく聞きます。しかし、バイセルの方もおっしゃっていましたが、納得がいかない時は無理に売却する必要はありません。そんな場合でも、出張料金や査定料金はかからないので、安心して申し込むことができます。
出張買取にきてもらう日時は前もって決めますが、お互いの都合がなかなか合わないこともあります。在宅の時間が取れない・忙しい方は、宅配買取や店舗買取の方が向いていると思います。
自宅に人をあげるのが嫌な人は、まず出張買取を選ばないとは思いますが、例えば一人暮らしの女性がセキュリティの面から出張買取を迷うこともあるかと思います。そんな場合は、女性査定員に来てもらえるサービスもあるので、相談してみるといいでしょう。
バイセルの出張買取では、古銭以外にも幅広い取り扱いがあります
取り扱っている品物
ブランド品・ブランド服・時計・毛皮・着物・切手・貴金属・お酒・骨董品・金券・カメラ他多数
査定をしてみたい品物がある方は、まず相談してみてはいかがでしょうか?
不用品の売却について個人的意見
不用品の売却について個人的な意見ですが、まとめると下記のようになります。
買取業者の利用が向いているケース
量が多い場合
専門的な知識がいるもの
大きいもの、重いもの(送るのに送料がかさみそうなもの)
量が多い場合は、フリマアプリではなかなか片付きません。品物を保管しておく場所も必要になる上、一つ一つのものについて撮影から送付までの手続きを行うのはかなり大変です。業者による買取をおすすめします。
専門的な知識がいるものも、フリマアプリではなく、出張買取(または店舗買取、宅配買取)で査定をしてもらうのがいいかと思います。
査定してもらって価値が分かれば、その後の行動も納得して行えます。
特に高級ブランド品・金製品は、買取業者が積極的に買い入れたいアイテムなので、自分でフリマアプリで売るより高く簡単に売れると思います。
フリマアプリでは多くの場合、送料も含めて金額を決めて出品します。送料がかさむとどうしても出品金額も高くなってしまうので、送料が安く済むアイテムの方が取り扱い安いです。
消去法ですが、送料が高くなってしまう大きいものや重いものは、店舗買取に持ち込む方がいいかと思います。
ただ、店舗買取でも査定ができないものもあるので、大きいものや重いものは先に電話で確認を取ることをおすすめします。
フリマアプリの利用が向いているケース
雑誌の付録、懸賞の当選品(ノベルティ類)
赤ちゃんや子供用品、おもちゃ、学習教材、ゲームソフト
本、CD、DVD
前述もしましたが、フリマアプリで売りやすいのは、送料が安く済むものです。
送料が多くかかっても利益が出るような人気のあるアイテムもあるので、そのような品物もフリマアプリが有利でしょう。(自分が売りたいものを検索してみると、人気の度合いや相場が分かります)
言うまでもなく、品物は新しめで綺麗なものの方がいいですが、赤ちゃんや子供用品はひどい傷みでなければ許容範囲は広いように感じます。
「服」を断捨離したいんだけど どうしたらいい?
服なんですが、正直「売りにくいな」と思っています。
店舗買取に持って行っても売れるものはわずか・・・というパターンが多く、まだメルカリに出した方が売れる可能性は高いと思うのですが、服は一番やっかいだなと感じています。
服をフリマアプリで売るのが面倒だと思う理由
- 撮影した画像に、服の色が正確に出ない → 色味を実物に近づけるのに修正が必要になり、手間がかかる
- 採寸に手間がかかる
- アイテムの詳細情報が多く、出品のための文章を作るのにも手間がかかる
- 質問が来ることが多く、そのたびに対応が必要になる
- ノーブランドのものは相場が安く、送料・手数料を考えるとかなり薄利
ブランドのものであれば、手間をかけても利益が出そうですが、ノーブランドの場合は、安くても店舗買取に持って行く方が早くスッキリします。
店舗買取の場合は、持ち込む時期によっても買取りをしてもらえる・もらえないがあるので、時期を考えましょう。
その品物を使うシーズン(ハイシーズン)になる前が、適切な時期になります。
- 1月~4月上旬:春物買取ベストシーズン
- 4月~7月:夏物買取ベストシーズン
- 8月~10月中旬;秋物買取ベストシーズン
- 10月~12月:冬物買取ベストシーズン
買取り専門店では、年末や年度末、大型連休の時に買取強化キャンペーンを行うことが多いので、キャンペーンを上手に利用するのも有効かと思います。
最後に
部屋の片づけや断捨離を行うと出て来る不用品。
躊躇なく捨てられるものだと簡単ですが、まだ使えるものや価値がありそうなものは、どうしようか迷いますよね?
何事でもそうですが、やってみる前は不安や気がかりなことがあったりします。
フリマアプリも出張買取も、やってみたことがある人の感想を聞きたいかもしれないと思い記事にしてみました。
私もまだまだ迷うことが多いですが、お店やサービスを利用しつつ頑張って片付けて行こうと思っています。
断捨離や片づけの本を読むことも、気持ちを奮い立たせてくれるのでおすすめです
最後までお読みいただきありがとうございました!
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